「BLUETTI(ブルーティ)とJackery(ジャクリ)、比較するとどっちがいい?」という疑問に、両社の公式の商品ページと、僕が実際に使っている2台で答えます。
軽さで選ぶならJackery、同じ容量で出力と停電時の切替の速さを取るならBLUETTIです。保証はどちらも5年(Jackeryは公式ストアなどでの購入が条件)で、無料回収もどちらにもあります。
定格出力はBLUETTIが高い(1,000Whで1,800Wと1,500W、小型で600Wと300W)
停電時の切替は、小型と1,000WhでBLUETTIが10ms、Jackeryが20ms未満
保証はどちらも5年、無料回収はどちらも送料が自分持ち
僕は、家ではJackery 1000 New、現場と車ではBLUETTI AORA 30 V2を使っています。
冷蔵庫とWi-Fiルーターにつなぎっぱなしの1台と、工具のバッテリーを充電する1台です。両方を毎日使っている立場から、どこで選び分ければいいかを書きます。
BLUETTIとJackeryの比較|違いは重さ・出力・停電時の切替
この章では、両社の今の主力を同じ容量帯どうしで並べて、どこが違うのかを見ます。
メーカー全体の印象より、機種の数字で比べたほうが選びやすいからです。

bluetti jackery 比較表|同じ容量帯の3組
| 容量帯 | 機種 | 容量・定格出力 | 重さ | 停電時の切替 |
|---|---|---|---|---|
| 小型 | Jackery 240 New | 256Wh・300W | 約3.6kg | 20ms未満 |
| BLUETTI AORA 30 V2 | 288Wh・600W | 約4.3kg | 10ms | |
| 1,000Wh | Jackery 1000 New | 1,070Wh・1,500W | 約10.8kg | 20ms未満 |
| BLUETTI AORA 100 V2 | 1,024Wh・1,800W | 約11.5kg | 10ms | |
| 2,000Wh | Jackery 2000 New V2 | 2,048Wh・2,200W | 約18.6kg | 0.01秒以内 |
| BLUETTI AORA 200 V2 | 2,080Wh・2,200W | 約24.2kg | 15ms |
値は各社の公式の商品ページとBLUETTIのプレスリリースで、2026年10月に確かめたものです。AORA 200 V2の容量だけは、商品ページの見出しが2,080Wh、商品説明の文が2,073.6Whと、同じ公式の中で書き方が分かれていました。
重さはJackery、出力はBLUETTIが上
3組とも、軽いのはJackeryでした。2,000Whクラスでは約18.6kgと約24.2kgで、5kg以上の差があります。
出力は逆です。
定格出力は小型と1,000WhでBLUETTIが上で、BLUETTIには「電力リフト」という、電気ケトルのような電熱の家電を電圧を下げて動かすモードもあります。AORA 30 V2は最大1,500Wまでの機器に対応します。
持ち運ぶ回数が多い方はJackery、置いたまま大きめの家電を動かしたい方はBLUETTI、が1つ目の選び分けです。次は、停電したときの差を見ます。
停電時の切替は小型と1,000WhでBLUETTIが速い
コンセントにつないでおき、停電したら電池からの給電に切り替わる機能は、両社とも持っています。切り替わるまでの時間は、AORA 30 V2とAORA 100 V2が10ms、Jackery 240 Newと1000 Newが20ms未満です。
2,000Whクラスでは逆転します。
Jackery 2000 New V2が0.01秒以内、AORA 200 V2が15msでした。
僕の1000 Newは20ms未満の機種ですが、冷蔵庫とルーターの用途で困ったことはありません。止まると困るパソコンを守りたい方は、10ms以下の機種を選びます。
電池の回数は、書き方がメーカーで違う
Jackeryは「4,000回使ったあとも工場出荷時の70%を維持」のように、何%残るかまで書いています。BLUETTIのAORA 30 V2は「3,000回以上」と回数だけで、何%残るかは商品ページで確かめられませんでした。
AORA 100 V2は、商品ページの特長の欄が4,000回、商品説明の文が3,000回と、公式の中で数字が違っていました。
回数の多さだけで比べず、何%残るかの基準まで見るのが確実です。
1,000Whクラス|Jackery 1000 NewとBLUETTI AORA 100 V2
ここからは容量帯ごとに見ていきます。いちばん迷う人が多い1,000Whクラスを、僕が持っている1000 Newと、BLUETTIのAORA 100 V2で比べます。
容量はほぼ同じです。差が出るのは重さ・出力・切替でした。
| 項目 | Jackery 1000 New | BLUETTI AORA 100 V2 |
|---|---|---|
| 容量 | 1,070Wh | 1,024Wh |
| 定格出力 | 1,500W | 1,800W(電力リフトで2,700W。商品説明の文では2,000W) |
| 重さ | 約10.8kg | 約11.5kg |
| AC充電 | 約1.7時間(アプリの緊急充電モードで最短60分) | 45分で80% |
| 電池 | 4,000回で70%を維持 | 3,000回/4,000回(公式内で表記が分かれる) |
| 停電時の切替 | 20ms未満 | 10ms |
| 保証 | 3年+自動延長2年 | 5年 |
僕がJackery 1000 Newを冷蔵庫の横に置いている理由
もともとは現場用に買ったのですが、そこまでの容量は要りませんでした。今は壁のコンセントと、冷蔵庫・Wi-Fiルーターの間につなぎっぱなしです。

画面の出力は96Wで、残り8.5時間の表示でした。
停電してもネットが切れず、電気が戻っても何も切り替えなくていいので、つないだまま忘れていられるのがいちばん助かっています。
Jackery 1000 Newで冷蔵庫(15〜520W)なら約1.7〜38時間、電気毛布(55W)なら約12時間が目安です。
AORA 100 V2が合うのは、出力と切替を取りたい方
1,800Wの定格出力と10msの切替は、1000 Newより一段上です。
重さの差は約0.7kg。持ち運びで困る差ではありません。
画面や操作ボタンの表記が日本語の「日本限定モデル」で、本体に接地用ネジが付属するのもAORA 100 V2の特徴です。1,000Whクラスのほかの機種は、1000Whポータブル電源のおすすめ比較で並べています。
小型|BLUETTI AORA 30 V2とJackery 240 New
1,000Whクラスより持ち歩く場面が増えるのが、片手で持てる小型です。出力のBLUETTI AORA 30 V2と、軽さのJackery 240 Newが向かい合います。
僕が持っているのはAORA 30 V2のほうです。
僕がAORA 30 V2を現場と車で使っている理由
買った理由は、安くて持ち運びやすいことと、停電のときのスマホの充電ならこれで十分だと思ったからです。
今は現場や車の中で、電動工具のバッテリーを充電するのに使っています。

約4.3kgなので、片手で持って車から降ろせます。車の中でスマホを充電しても早いので、現場の移動中に重宝しています。
定格600Wに加えて、電力リフトで最大1,500Wの機器に対応します。
拡張バッテリーには対応していないことも、公式のよくある質問に明記されていました。
Jackery 240 Newが合うのは、とにかく軽くしたい方
軽さは240 Newです。約3.6kgで、AORA 30 V2より700gほど軽くなります。
ただし定格出力は300Wです。Jackery公式も市販のドライヤーは1,000〜2,000Wと書いていて、ドライヤーは使えません。
スマホやライト、電気毛布くらいを持ち歩く方は240 New、工具の充電器や小さめの家電もつなぎたい方はAORA 30 V2が合います。小型の選び方は小型ポータブル電源のおすすめにまとめています。
2,000Whクラス|Jackery 2000 New V2とBLUETTI AORA 200 V2
最後の容量帯は、家の停電対策に据え置く2,000Whクラスです。容量と出力はほぼ同じで、重さと切替が分かれ目になります。

Jackery 2000 New V2は約18.6kgで、停電時は0.01秒以内に切り替わります。BLUETTI AORA 200 V2は約24.2kg・切替15msですが、電池は6,000回と回数が多く、80%まで約1.25時間で充電できます。
動かす機会がある方は2000 New V2、置いたまま長く使い込む方はAORA 200 V2です。2,000Whの機種をもっと比べたい方は2000Whポータブル電源のおすすめにまとめています。
JackeryとBLUETTIの保証・回収・どこの国か
機種の違いを見たら、次は買ったあとに効いてくる保証と回収、それから会社の生まれです。
保証の差はほぼありません。違いは条件の書き方です。

保証はどちらも5年。ただし条件が違う
Jackeryは3年の保証に2年が自動で延長されて5年で、製品の保証登録は要りません。公式サイトのほか、公式のAmazon・楽天・Yahoo!の店で買うことが条件です。
BLUETTIは機種ごとに保証の年数が決まっていて、AORA 30 V2・AORA 100 V2・AORA 200 V2は5年です。古いEB3Aのように2年の機種もあるので、型番で確かめます。
使い終わったら、どちらも無料で回収してもらえる
両社とも、自社製品を無料で回収しています。送料はどちらも自分持ちで、Jackeryは着払いだと受け取ってもらえません。捨て方の全体はポータブル電源の捨て方にまとめています。
ジャクリはどこの国?BLUETTIは?
Jackeryは公式の会社紹介で、2012年にアメリカのカリフォルニアで生まれたと書いています。日本の窓口は株式会社Jackery Japan(東京都中央区)です。
BLUETTIは2019年8月にブランドを立ち上げました。日本の窓口はBLUETTI JAPAN株式会社で、アプリの提供元は中国・深圳の会社でした。
bluetti ecoflow jackery|EcoFlowも入れて迷ったら
EcoFlowも候補に入れている方は、1,000WhクラスのDELTA 3 Plus(1,024Wh・1,500W・約12.5kg・切替10ms未満)が比べる相手になります。

重さはJackeryとBLUETTIより重めです。
EcoFlowとJackeryの違いはEcoFlowとJackeryの比較、AnkerとJackeryはAnkerとJackeryの比較で書いています。
BLUETTIとJackeryのよくある質問

置き場所で決まります。家に置いて停電に備えるなら、僕は軽くて冷蔵庫の用途で困っていないJackery 1000 Newを選びます。持ち歩いて工具やスマホを充電するなら、出力600WのBLUETTI AORA 30 V2です。
この記事で比べた機種では、AORA 30 V2とAORA 200 V2は拡張に対応していません。Jackeryで拡張できるのは3600 Plusなど一部の機種です。拡張を前提にするなら、機種ごとの商品ページで対応を確かめます。
切替が10ms以下の機種を選びます。ただしJackeryは「0msのUPSではない」として、データサーバーやワークステーションにつながないよう書いています。
BLUETTIのAORA 30 V2とAORA 100 V2は、画面・操作ボタン・ポートの表記が日本語の日本限定モデルです。僕のAORA 30 V2も日本語の表示で使っています。
まとめ:BLUETTIとJackeryは、軽さか出力と切替かで選ぶ
同じ容量帯で比べると、軽いのはJackery、定格出力と停電時の切替(小型と1,000Wh)はBLUETTIが上でした。保証はどちらも5年です。
僕は家の冷蔵庫にJackery 1000 New、現場と車にBLUETTI AORA 30 V2と、置き場所で使い分けています。迷ったら「置いたまま使うか、持ち歩くか」から決めます。
参照:Jackery公式オンラインストアの1000 New・240 New・2000 New V2・1000 New V3の商品ページ、Jackeryの回収サービスのページ、BLUETTI公式ストアのAORA 30 V2・AORA 100 V2・AORA 200 V2の商品ページと製品回収プログラムのページ、BLUETTIのプレスリリース(2025年6月17日・共同通信PRワイヤー)、EcoFlow DELTA 3 Plusの商品ページ(10月12日)。会社情報はJackeryの会社紹介(10月8日)とBLUETTIの企業情報・保証のページ(10月9日)、AORA 200 V2の重さは同ページの仕様(10月9日)。
参照
この記事の数字と口コミの引用は、2026年10月14日時点の内容です。
- Jackery公式サイト(1000 Newなどの商品ページ)
- BLUETTI公式サイト(企業情報・AORAシリーズの商品ページ)
どちらか1社に決めたら、次は容量の決め方を見ておくと機種まで絞れます。



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