ポータブル電源の充電時間は何時間かかるのか。1,000Whクラスなら、コンセントで約1時間〜1.7時間、ソーラー200Wで約8時間、シガーソケットで約12時間が公式値の目安です。
数字はJackery 1000 New(1,070Wh)の商品ページの表で、ソーラーは100Wなら15時間、400Wなら3時間まで縮みます。
急速充電がいちばん速かったのは、今回確かめた1,000Whクラスの中ではAnker Solix C1000 Gen 2の約54分(アプリの超急速充電モード)でした。充電時間は「容量÷入力W」で見当がつきますが、ソーラーと満充電の手前はこの計算より長くかかります。
この記事の数値は、各メーカーの公式ページで2026年10月10日に確かめたものです。停電への備え全体は内閣府の防災情報のページにまとまっています。
ポータブル電源の充電時間は「容量÷入力W」で決まる

自分の電源だと満充電まで何時間なのか、買う前に知りたくありませんか?
充電時間の目安は、本体にためられる電気の量(Wh)を、入ってくる電気の大きさ(W)で割れば出せます。
ポータブル電源 充電時間の計算方法
Jackeryの公式の解説は、式を「充電時間(h)=バッテリー容量(Wh)÷充電電力(W)」としています。例に出ているのは1000 New(1,070Wh)をシガーソケットで充電する場合で、入力84Wとして1,070÷84で約12時間です。
商品ページの表もシガーソケット12時間なので、ここは計算と公式値が合っています。
入力のWは、商品ページの仕様の「AC入力」「ソーラー入力」「シガーソケット入力」の欄に書かれています。同じ電源でも、どこから充電するかで時間は何倍も変わります。
80%から先はゆっくりになる
満充電の手前では、充電の速さが落ちます。EcoFlow DELTA 3 Plusは公式に「40分で約80%、56分でフル充電」としていて、残りの20%に16分かかる計算です。
1分あたりにすると、80%までは2.0%、そこから先は約1.25%(試算)。
Dabbsson 2000Lの「1.5時間で80%」、BLUETTI AORA 30 V2の「45分で80%」のように、80%までの時間で書いているメーカーもあります。出かける前に使える量まで戻したい方は、満充電の時間より80%までの時間を見たほうが当てになります。
充電しながら使うと、そのぶん遅くなる
Jackeryの公式ブログは、充電しながら家電に給電すると、充電に使える電力が減って終わるまでの時間が長くなると書いています。急いで満充電にしたいときは、充電中は何もつながないほうが速く終わります。
コンセント(AC)での充電時間|アンカー・ジャクリなど機種別の公式値

1,000Whクラスのコンセント充電は、いまの機種なら公式値で1時間前後です。アダプターを使わず、本体にACケーブルを1本挿すだけの機種が増えています。

| 機種 | 容量 | 満充電まで | 80%まで | AC入力 |
|---|---|---|---|---|
| Anker Solix C1000 Gen 2 | 1,024Wh | 約54分(超急速モード)/通常約60分 | - | 1,500W |
| EcoFlow DELTA 3 Plus | 1,024Wh | 56分 | 40分 | 1,500W |
| Jackery 1000 New | 1,070Wh | 1.7時間(緊急充電モードで最短60分) | - | - |
| Dabbsson 2000L | 2,048Wh | - | 1.5時間 | 1,500W(ソーラー併用時の最大) |
| BLUETTI AORA 30 V2 | 288Wh | - | 45分 | 最大380W |
※2026年10月10日時点の各公式ページの値(AORA 30 V2は10月9日時点)。「-」は記載が無い項目。
アンカー ポータブル電源の充電時間
Ankerの公式の比較表では、100%満充電までの最短時間はC1000 Gen 2が約54分、C1000が約58分、C800 Plusが約58分、C300が約68分、2,048WhのC2000 Gen 2が約99分です。
C1000 Gen 2の54分は、専用アプリで超急速充電モードにしたときの値です。通常モードは約60分です。
旧型のC1000は在庫切れでした。
ジャクリ(Jackery)ポータブル電源の充電時間
Jackeryの公式の一覧では、コンセントでの充電は1000 Newが約1.7時間、1500 Newが約1.5時間、2000 Newが約2時間、3000 Newが約2.5時間です。容量の大きい1500 Newのほうが、1000 Newより早く終わります。
1000 Newは、アプリで「緊急充電モード」にすると最短60分です。
充電が一番速いポータブル電源はどれ?
今回確かめた1,000Whクラスでは、Anker Solix C1000 Gen 2の約54分がいちばん短く、EcoFlow DELTA 3 Plusの56分、Jackery 1000 Newの最短60分が続きます。
3機種の差は6分。
どれも急速のモードを使った場合の値なので、充電の速さだけで選ぶより、値段や重さ、ソーラーでの時間もあわせて比べたほうが後悔しにくい差です。
ポータブル電源のソーラー充電時間|パネルのW数どおりには入らない

ソーラーでの充電時間は、1,000Whクラスで100Wなら約15時間、200Wなら約8時間、400Wなら約3時間です(Jackery 1000 Newの公式値)。晴れた日の昼だけで満充電にしたい方は、200W以上が目安になります。
ポータブル電源 ソーラーパネル 充電時間の公式値
| 機種 | 容量 | ソーラーでの充電時間(公式) |
|---|---|---|
| Jackery 1000 New | 1,070Wh | 入力100Wで15時間/200Wで8時間/400Wで3時間 |
| Anker Solix C1000 Gen 2 | 1,024Wh | 最短1.8時間(400Wのパネル2枚) |
| Jackery 1500 New | 1,536Wh | 約4.5時間(入力400W) |
| Jackery 2000 New | 2,042Wh | 6時間(入力400W) |
| Jackery 3000 New | 3,072Wh | 約11時間(入力400W) |
※Jackery・Anker公式。天気・季節・パネルの向きで変わります。
100Wパネルで15時間かかるのはなぜ?
計算だけなら、1,070Whを100Wで割って約10.7時間です。
公式の表は15時間。計算より4時間あまり長く、Jackeryは、ソーラーでの充電は季節、太陽光の強さ、日の当たり方、パネル面の傷や汚れで大きく変わると説明しています。
100Wのパネルから、いつも100Wが入るわけではないということです。
そのうえ日が照るのは昼の数時間なので、100Wのパネル1枚で1,000Whクラスを1日で満充電にするのは難しいと見ておきます。パネルを選ぶ方はソーラーパネルとポータブル電源の組み合わせ、要るかどうか迷っている方はソーラーパネルは必要かをどうぞ。
ソーラー充電時間を短くするコツ
Jackeryの公式ブログがすすめているのは、影にならない位置に置く、パネル面を拭く、太陽に対して垂直に近い角度にする、の3つです。
角度の目安は夏が20〜30度ほど、冬が50〜60度ほどで、2〜3時間に1回、向きと角度を直すとよいとしています。パネルの一部に影がかかるだけで全体の発電が落ちるのが、太陽光パネルの性質です。
シガーソケットでの充電時間と、車で充電する方法

車のシガーソケットでの充電は、1,000Whクラスで約12時間かかります。走りながら満充電にするより、走行中に少しずつ足していく使い方の充電です。
ポータブル電源 シガーソケット充電時間の公式値
Jackery 1000 Newは12時間、Anker Solix C1000 Gen 2は最短約12時間(シガーソケットからの入力は120W)です。Jackeryの一覧では、1500 Newが約19時間、2000 Newが約24時間、3000 Newが約35時間でした。
トヨタの取扱書(ヤリス)は、アクセサリーソケットをDC12V・10A(消費電力120W)未満の電気製品で使うよう案内しています。シガーソケットからは大きな電気を取れないので、容量が大きいほど時間がそのまま延びます。
走行充電器(ドライブチャージャー)なら3時間
車で速く充電したい方は、車のバッテリーにつなぐ走行充電器を使う方法があり、Jackery 1000 Newならドライブチャージャー600Wで3時間という公式値です。
取り付けやハイブリッド車で使えるかは、ポータブル電源の走行充電のやり方にまとめました。
ポータブル電源の急速充電の注意点と、充電時間の設定

急速充電は便利ですが、メーカー自身が「ふだんは通常の速さで」とすすめている機種もあります。使い分けは、アプリの設定でできます。
ポータブル電源の急速充電はバッテリーに悪い?
Jackeryの公式ブログは、急速充電の注意として、充電中にバッテリーの温度が上がりやすいことと、いつも急速充電モードを使い続けると電池に負荷がかかる可能性を挙げています。
そのうえで、Newシリーズの緊急充電モードは緊急時や必要なときだけにして、時間に余裕があるときは通常の充電モードを使うようすすめています。
急ぐ日だけ緊急モードです。
ポータブル電源の充電時間の設定|アプリで速さを変える
充電の速さは、多くの機種でスマホのアプリから変えられます。Jackery 1000 Newは「緊急充電モード」、Anker C1000 Gen 2は遠隔での入力スピードの操作、Dabbsson 2000Lはピーク時とオフピーク時に合わせた充電時間のカスタマイズができると、各公式ページにあります。
Ankerは、電気代の安い夜に充電して昼に使う、という使い方も案内しています。
急速充電の1,500Wは、コンセントの余裕を見て使う
Anker C1000 Gen 2のAC入力は1,500Wで、DELTA 3 Plusも1,500WのAC入力で56分としています。急速充電中は、それだけの電気をコンセントから引くということです。
気をつけたいのは、同じコンセントや電源タップに電子レンジやドライヤーをつないだまま急速充電しないことです。タップには「合計1500Wまで」のような表示があるので、その中に収まるかで判断します。
国民生活センターも、延長コードなどの配線器具は定格を超えて使うと発熱や発火の原因になると注意しています(配線器具の正しい使い方)。
充電できる温度は0℃から
充電できる温度は機種ごとに決まっていて、Anker C1000 Gen 2は0〜40℃、Jackery 1000 Newは0〜45℃です。冬の車内や屋外で充電が始まらないときは、この範囲から外れていないかを見ます。
充電時間が短いポータブル電源のおすすめ

1,000Whクラスで充電の速さを重く見るならAnker C1000 Gen 2かEcoFlow DELTA 3 Plus、ソーラーでの時間まで公式の表で確かめて買いたいならJackery 1000 Newです。
| 機種 | 容量/定格出力 | コンセント | 公式ストアの価格 |
|---|---|---|---|
| Anker Solix C1000 Gen 2 | 1,024Wh/1,550W | 約54分 | 69,990円 |
| Jackery 1000 New | 1,070Wh/1,500W | 1.7時間(最短60分) | 69,484円 |
| EcoFlow DELTA 3 Plus | 1,024Wh/1,500W | 56分 | 149,600円 |
| Dabbsson 2000L | 2,048Wh/2,200W | 80%まで1.5時間 | 97,000円 |
| BLUETTI AORA 30 V2 | 288Wh/600W | 80%まで45分 | 27,860円 |
※2026年10月10日時点の各公式ストアの税込価格(セール中の価格を含み、変わります)。
いちばん速く充電したいなら Anker Solix C1000 Gen 2
台風が来ると分かってから充電しても間に合わせたい方は、C1000 Gen 2が合います。超急速充電モードで約54分、ソーラーなら最短1.8時間(400Wのパネル2枚)という公式値です。
1,024Wh・定格1,550W。公式ストアの価格は69,990円(通常129,900円)でした。
つなぎっぱなしで使うなら Jackery 1000 New(僕の1台目)
僕の1000 Newは、冷蔵庫とWi-Fiルーターの予備電源にして、コンセントとの間につなぎっぱなしです。停電してもUPSのおかげでネットが切れず、電気が戻っても何も切り替えなくていいので重宝しています。
停電の備えが目的の方は、こうしてふだんから満充電にしておけば、充電時間を待つ場面そのものが減ります。公式値はコンセント1.7時間(緊急充電モードで最短60分)、ソーラー200Wで8時間、シガーソケット12時間です。
1,070Wh・定格1,500Wで、公式ストアの価格は69,484円(通常119,800円)。つなぎっぱなしで電池が傷まないかはパススルー充電の記事に書きました。
40分で80%まで戻る EcoFlow DELTA 3 Plus
DELTA 3 Plusは、1,500WのAC入力で40分で約80%、56分でフル充電という公式値です。出かける前の短い時間で使える量まで戻したい方に向きます。
容量は1,024Wh。価格は149,600円でした。
2,000Whクラスなら Dabbsson 2000L(僕の2台目)
容量が倍になると、充電時間も長くなります。2,048WhのDabbsson 2000Lは、コンセントで1.5時間で80%、天気がよければコンセントとソーラーを合わせて最大1,500Wで充電できるという公式値です。
僕は台風と停電への備えに、容量のわりに安いところで選びました。価格は97,000円です。
小さい1台なら BLUETTI AORA 30 V2(僕の3台目)

スマホや工具の充電が中心の方は、288WhのAORA 30 V2で足ります。AC入力は最大380Wで、45分で80%まで充電できるという公式値です。
僕は現場や車で工具の充電に使っていて、車の中でスマホを充電するときも速くて助かっています。価格は27,860円でした。
ポータブル電源の充電時間についてよくある質問

容量に、変換などで減る分を掛けて、家電のWで割ります。BLUETTIはAORA 30 V2の式を「容量×95%×90%÷(家電のW+本体の消費)」としています。家電ごとの計算はポータブル電源の容量の目安にまとめました。
容量÷1,500Wが上限の目安で、1,070Whなら約0.7時間(試算・実際は変換のロスで短くなります)。定格出力が1,500W以上の機種でないと、そもそも動きません。
Jackeryの公式ブログは、残量が20%ほどまで減ったとき、電気代の安い時間帯、ソーラーなら晴れた日の昼をすすめています。防災用に置いておくなら、使った後すぐに充電して80%ほどを保つのがよいとしています。
Jackery 1000 Newは公式に、普段から冷蔵庫などにつないでおく使い方を案内していて、充電を85%で止める「バッテリー節約モード」もあります。機種ごとの考え方は充電しっぱなしの記事にまとめました。
まとめ:充電時間は「容量÷入力W」、ソーラーは公式の表で見る
ポータブル電源の充電時間は、容量(Wh)÷入力(W)で見当がつきます。1,000Whクラスならコンセントで約1時間〜1.7時間、シガーソケットで約12時間です。
ソーラーは計算より長く、Jackery 1000 Newで100Wなら15時間、200Wなら8時間、400Wなら3時間。満充電の手前も遅くなるので、80%までの時間で比べると当てになります。
いちばん速いのはAnker C1000 Gen 2の約54分(超急速モード)で、価格は10月10日の公式ストアで69,990円でした。
参照
この記事の数字と口コミの引用は、2026年10月10日時点の内容です。


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