「防災グッズって結局何を揃えればいいの?」「リストが多すぎて、本当に必要なものがわからない…」と迷っちゃいますよね!
実は、首相官邸の防災ページでは「最低3日分、推奨1週間分」の備蓄が推奨されていますが、多くのご家庭では十分な準備ができていないのが現状です。
結論からお伝えすると、防災グッズで最も見落とされがちで、かつ命を左右するのが「電源の確保」です。スマホが充電できなければ情報収集も連絡もできず、冷蔵庫も扇風機も電気毛布も動きません。
この記事では、現役の電気工事士であり沖縄で何度も台風による停電を経験している僕が、防災グッズの全カテゴリを網羅したチェックリストと、見落としがちな電源確保のポイントをわかりやすく解説します!
💡 まず何から揃える?防災グッズセットが手軽!
防災士が監修した44点入りセットなら、必要なものが一通り揃います。
さらに停電対策としてポータブル電源をプラスすれば万全です。
防災グッズはなぜ今すぐ準備すべきなのか

大規模災害は「いつ起きてもおかしくない」時代
日本は世界有数の地震大国であり、台風・豪雨・津波など自然災害のリスクが高い国です。近年だけでも、能登半島地震(2024年)、台風による大規模停電、豪雨による河川氾濫と、毎年のように大きな災害が発生しています。
内閣府の「防災白書」(令和6年版)でも、首都直下地震や南海トラフ地震の発生確率が改めて報告されており、「災害は起きるもの」という前提で備えることが求められています。
在宅避難が主流に — 避難所に行けない前提で備える
コロナ禍以降、避難所の収容人数に制限がかかり、「在宅避難」が推奨されるケースが増えています。自宅が安全であれば、慣れた環境で過ごすほうがストレスも少なく、ペットや高齢者がいる家庭にとっても現実的な選択肢ですよね。
ただし、在宅避難では「自分たちで電気・水・食料を確保する」必要があります。だからこそ、防災グッズの事前準備が命を守る鍵になるんです。
【保存推奨】防災グッズ必要なものチェックリスト

防災グッズは「非常持ち出し袋(1次持ち出し)」と「自宅備蓄品(2次備蓄)」の2段階で準備するのが基本です。ブックマークしておいて、少しずつ揃えていきましょう!
非常持ち出し袋に入れるもの(1次持ち出し)
避難時にサッと持ち出せるリュックに入れておくものです。重さは大人1人あたり5〜7kg以内が目安。
| カテゴリ | アイテム | 数量目安(1人分) |
|---|---|---|
| 水・食料 | 飲料水(500ml)、非常食(ようかん・カロリーメイト等) | 水3本+食料3食分 |
| 照明 | LEDヘッドライト or 懐中電灯(予備電池付き) | 1個 |
| 情報収集 | 手回し充電ラジオ(スマホ充電機能付き推奨) | 1個 |
| 電源 | モバイルバッテリー(10,000mAh以上)+充電ケーブル | 1個 |
| 衛生用品 | ウェットティッシュ、歯磨きシート、簡易トイレ(3〜5回分) | 各1セット |
| 防寒・雨具 | アルミブランケット、レインコート、カイロ | 各1個 |
| 身体保護 | ヘルメット or 防災ずきん、軍手、ホイッスル | 各1個 |
| 貴重品 | 現金(小銭多め)、身分証コピー、保険証コピー | — |
| その他 | マスク、ビニール袋、タオル、常備薬 | 各数枚/個 |
自宅備蓄品リスト(2次備蓄・3日〜7日分)
在宅避難を想定して、自宅に3日〜1週間分の備蓄を用意しておくものです。
| カテゴリ | アイテム | 数量目安(1人分・3日〜) |
|---|---|---|
| 水 | 飲料水(2Lペットボトル) | 1日3L × 3日 = 9L |
| 食料 | アルファ米、レトルト食品、缶詰、野菜ジュース | 9食分以上 |
| 調理 | カセットコンロ+ガスボンベ、紙皿、割り箸 | ボンベ3〜6本 |
| トイレ | 簡易トイレ(凝固剤+袋) | 1日5〜7回 × 3日 = 15〜21回分 |
| 照明 | ランタン(LED・ソーラー充電対応) | リビング用1個+寝室用1個 |
| 電源 | ポータブル電源(1000Wh以上推奨)+ソーラーパネル | 1台 |
| 防寒・寝具 | 寝袋 or エアーマット、毛布 | 人数分 |
| 衛生 | ラップ、ゴミ袋、除菌スプレー、トイレットペーパー | 各3日分 |
| 情報 | ポータブルテレビ or ラジオ | 1台 |
カテゴリ別|防災グッズのおすすめと選び方

ここからは、カテゴリごとに「なぜ必要か」と「選ぶポイント」を簡潔にまとめます。
食料・水 — 非常食・保存水の選び方と必要量
飲料水は1人1日3リットルが目安で、最低3日分=9リットルを備蓄しましょう。食料はアルファ米やレトルトカレーなど「温めなくても食べられるもの」を中心に。5年〜10年の長期保存食を選ぶと入れ替えの手間が減ります。
缶詰やカロリーメイトなど普段から食べ慣れているものを「ローリングストック」で備蓄するのもおすすめです。
トイレ・衛生用品 — 簡易トイレは想像以上に必要
停電・断水時に一番困るのが実はトイレです。簡易トイレ(凝固剤+汚物袋)は1人1日5〜7回分が目安。3日分で最低15回分は必要です。ウェットティッシュや歯磨きシート、除菌スプレーも忘れずに。
照明・情報収集 — ランタン・懐中電灯・手回しラジオ
停電時の暗闇は想像以上にストレスです。LEDランタンは部屋全体を照らせるタイプが1つあると安心。懐中電灯やヘッドライトは移動時に必須です。
手回し充電対応のラジオは、スマホが使えなくなった時の情報収集手段として非常に重要。ラジオとライトとスマホ充電が1台になった多機能タイプが便利です。
防寒・寝具 — アルミシート・寝袋・カイロ
冬に停電が起きると暖房が使えず、低体温症のリスクが高まります。アルミブランケットはコンパクトで保温力が高く、非常持ち出し袋に1枚入れておくと安心。自宅備蓄としては寝袋やエアーマットも用意しておきましょう。
電源確保 — ポータブル電源・モバイルバッテリー・ソーラーパネル
ここが僕が最も声を大にして伝えたいポイントです。水や食料は多くの方が準備しますが、「電源」を防災グッズに入れている人はまだまだ少ないのが現実。
でも考えてみてください。停電になったらスマホの充電はどうしますか?冷蔵庫の食材は?夏の扇風機は?冬の電気毛布は?——すべて「電源」がなければ動きません。
電源確保の選択肢は3段階あります。
| 電源の種類 | 容量目安 | 対応できる期間 | おすすめシーン |
|---|---|---|---|
| モバイルバッテリー | 10,000〜20,000mAh | スマホ2〜5回充電 | 外出時・短時間の停電 |
| ポータブル電源 | 500〜2,000Wh | 1〜3日の停電 | 在宅避難の電源バックアップ |
| ポータブル電源+ソーラーパネル | 1,000Wh以上 | 無限(太陽光で充電) | 長期停電・復旧未定の場合 |
僕は沖縄で台風による3日間の停電を経験していますが、ポータブル電源がなかったら冷蔵庫の食材は全滅、スマホも充電切れで情報も連絡も断たれていたと思います。防災グッズの中で、ポータブル電源は「あって良かった」ランキングぶっちぎりの1位でした。
ポータブル電源の選び方や必要な容量について詳しくは防災にポータブル電源はいらない?の記事で徹底解説しています。容量の目安を知りたい方は容量目安完全ガイドもあわせてどうぞ。
防災グッズで最も見落とされがちな「電源」が命を左右する理由

停電時にスマホが使えないと情報も連絡も断たれる
災害時にスマホは「命綱」です。避難情報の確認、家族への安否連絡、救助要請、給水場所の検索——すべてスマホに頼っています。でもスマホのバッテリーは、災害時の情報収集で普段より速く消耗します。1日で空になることも珍しくありません。
モバイルバッテリーなら2〜5回の充電が限界。3日以上の停電では完全に枯渇します。ポータブル電源(1000Whクラス)なら、スマホを約60回充電でき、数日間の停電でも安心です。
冷蔵庫・扇風機・電気毛布 — 電源がなければ動かない家電たち
停電で一番困るのは、実は「温度管理」と「食品保存」です。真夏にエアコンも扇風機も使えなければ熱中症のリスクが跳ね上がりますし、冬に暖房が止まれば高齢者や乳幼児は低体温症の危険があります。
冷蔵庫も停電すると数時間で庫内温度が上がり始め、食材が傷みます。ポータブル電源があれば、冷蔵庫を数時間〜十数時間キープでき、扇風機や電気毛布も動かせます。詳しくは冷蔵庫は何時間動く?の記事で検証しています。
モバイルバッテリーだけでは足りない理由
「モバイルバッテリーがあれば十分でしょ?」と思う方も多いですが、モバイルバッテリーはあくまでスマホ充電専用。ACコンセントがないので、冷蔵庫も扇風機も電気毛布も動かせません。
防災用の電源としては、ACコンセント付きのポータブル電源がベスト。さらにソーラーパネルを組み合わせれば、停電が長引いても太陽光で繰り返し充電できるので最強の備えになります。ソーラーパネルとのセット購入はソーラーパネルセットおすすめ記事で比較しています。
防災用ポータブル電源のおすすめ3選【電気工事士厳選】

防災用のポータブル電源で重要なのは「大容量」「自動給電(UPS/EPS)機能」「長寿命バッテリー」「国内サポート」の4つ。この条件を満たすおすすめ3機種を厳選しました。
| 順位 | モデル名 | 容量 | 定格出力 | 重量 | 特徴 | こんな人に |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 🥇 | Anker Solix C1000 Gen 2 | 1,024Wh | 1,550W | 11.3kg | 54分充電・UPS・5年保証 | 初めての防災用電源 |
| 🥈 | Jackery 2000 New | 2,042Wh | 2,200W | 17.9kg | 大容量・UPS・最軽量級 | 家族4人以上の防災 |
| 🥉 | Dabbsson 2000L | 2,048Wh | 2,200W | 18.6kg | 半固体電池・EPS・コスパ◎ | コスパ重視の防災 |
各製品の詳しいスペックなどは災害用ポータブル電源おすすめ5選で徹底比較しています。「どの容量を選べばいいかわからない」という方は容量目安完全ガイドもあわせてどうぞ。
世帯タイプ別|防災グッズの揃え方ガイド

一人暮らしの防災セット — 最小限+モバイル重視
・非常持ち出し袋は5kg以内の軽量タイプ
・電源はモバイルバッテリー+小型ポータブル電源(300〜500Wh)
・簡易トイレは最低15回分
・防災士監修の44点セット
ファミリー(子供あり)の防災セット — 容量多め+子供用品
・水と食料は家族の人数×3日分(4人なら水36L+食料36食分)
・電源は1000Wh以上のポータブル電源が必須(冷蔵庫・扇風機対応)
・子供用のおむつ、ミルク、おやつ、おもちゃも忘れずに
・防災リュックは夫婦で2個に分散して持つ
高齢者・ペットがいる家庭の防災セット
・常備薬、お薬手帳のコピーは最優先で準備
・ペットのフード、水、トイレシート、キャリーバッグ
・電源は2000Wh以上の大容量ポータブル電源が安心(医療機器・暖房対応)
・重い荷物は玄関近くの低い位置に保管
防災グッズに関するよくある質問

1人あたり1万〜3万円が目安です。防災グッズセット(44点入り等)なら1〜2万円で必要最低限が揃います。これにポータブル電源(5〜15万円)を加えると、トータル6〜18万円程度。高く感じるかもしれませんが、家族の命を守る投資と考えれば決して高くありません。
玄関近くの取り出しやすい場所がベストです。非常持ち出し袋は玄関のシューズクロークや廊下の棚に。自宅備蓄品はキッチンやパントリーに分散保管すると、家の一部が被害を受けても他の場所から取り出せます。高温多湿を避け、直射日光が当たらない場所を選びましょう。
年に1回、防災の日(9月1日)に点検するのがおすすめです。保存水は5〜10年持つものが多いですが、非常食は3〜5年で期限が切れるものもあります。電池やカイロの使用期限も確認しましょう。ポータブル電源はリン酸鉄リチウム電池なら10年以上持つので、頻繁な買い替えは不要です。
僕の結論としては「絶対にあったほうがいい」です。数時間の停電ならモバイルバッテリーで凌げますが、1日以上の停電では冷蔵庫の食材が傷み、スマホも充電切れ、夏は熱中症・冬は低体温症のリスクが高まります。詳しくは防災にポータブル電源はいらない?の記事で徹底解説しています。
まずはセットで土台を作り、足りないものを個別に追加するのが効率的です。防災士監修の44点セット
のような専門家が監修したセットなら、必要なものが過不足なく入っています。そこに家族構成に合わせた追加品(子供のおむつ、ペットのフード、常備薬など)とポータブル電源を加えれば万全です。
まとめ:防災グッズは「今日から」少しずつ揃えよう
防災グッズの準備は「いつかやろう」と後回しにしがちですが、災害は待ってくれません。この記事で紹介したチェックリストを参考に、まずは非常持ち出し袋から準備を始めてみてください。
そして、多くの人が見落としている「電源の確保」を忘れずに。停電時にスマホが使えなければ情報も連絡も断たれ、冷蔵庫も扇風機も動きません。ポータブル電源は、現代の防災グッズで最も重要なアイテムの1つです。
僕のおすすめは、まず防災グッズセットで基本を揃え、次にポータブル電源で電源を確保するという2ステップ。これで防災準備の8割は完了します!


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