「旅行や出張にポータブル電源を持っていきたいけど、飛行機に持ち込めるの?」と気になっていませんか?
結論からお伝えすると、ほとんどのポータブル電源は飛行機に持ち込めません。機内持ち込みも、預け入れ(受託手荷物)も不可です。理由は、容量が航空ルールの上限「160Wh」を大きく超えているから。
持ち込めるのは、容量が160Wh以下(現実的には99Whなどの超小型モデル)だけ。しかも2026年4月から個数や使い方のルールがさらに厳しくなりました。知らずに空港へ行くと、没収されたり最悪は罰則の対象になったりします。
僕は現役の電気工事士で、リチウム電池の扱いには特に気を使ってきました。この記事では、機内持ち込み・預け入れの容量ルール、2026年の新制限、持ち込める数少ないモデル、そして大容量を旅行先で使う代替案まで、正確にわかりやすく解説します。リチウム電池は国土交通省や各航空会社が危険物として細かくルール化していますよ。
「防災用に買ったポータブル電源を、実家への帰省に持っていこうとしたら空港で止められた」――これ、実際によくある失敗です。せっかく買ったのに使えない、では悲しいですよね。事前にルールを知っておけば、こうしたトラブルは確実に防げます。まずは結論からいきましょう。
【結論】ポータブル電源は飛行機に持ち込める?
まず結論を整理します。ポイントは「Wh(ワットアワー)」という容量の単位です。
・100Wh超〜160Wh以下 → 機内持ち込みのみOK(2個まで)
・100Wh以下 → 機内持ち込みOK(2個まで)
いずれも預け入れ(スーツケースに入れて預ける)は全面禁止です。
ここで問題になるのが、市販のポータブル電源はほとんどが160Whを大きく超えていることです。たとえば人気の小型モデルでも256Wh、一般的な防災用なら1,000Wh超。つまり、大半のポータブル電源は「そもそも飛行機に乗せられない」んです。
「え、防災用に買ったのに旅行に持っていけないの?」とがっかりするかもしれませんね。でも大丈夫。飛行機で使いたいのか、車・電車で使いたいのか、防災用に家で備えたいのか――用途によって最適な選び方は変わります。この記事を読めば、自分の場合はどうすればいいかがハッキリしますよ。
飛行機で使いたいなら、選択肢は99Whなどの超小型ポータブル電源に限られます。まずは唯一クラスの持ち込み可能モデルをチェックしておきましょう。
逆に言えば、移動手段が車や電車なら容量制限はいっさいありません。飛行機のときだけ気をつければOK。まずは「自分は飛行機で持ち運びたいのか」を基準に考えると、選ぶべきモデルがハッキリしますよ。
飛行機に持ち込める数少ないモデルをお探しの方へ。
Jackery 100 Plus(99Wh)
手のひらサイズ965g・リン酸鉄・USB-C 100W対応で機内持ち込みOK。
それでは、ルールの中身と理由を一つずつ見ていきましょう!
飛行機のリチウム電池ルール|100Wh・160Whが境界線

ポータブル電源やモバイルバッテリーは「リチウムイオン電池」を積んでいるため、飛行機では危険物として容量ごとに扱いが決まっています。基準になるのが100Whと160Whの2つのラインです。
容量別の持ち込み・預け入れ早見表
| 容量(Wh) | 機内持ち込み | 預け入れ | 目安 |
|---|---|---|---|
| 100Wh以下 | ○(2個まで) | × | 約27,000mAh以下の小型 |
| 100〜160Wh | ○(2個まで/要承認の場合あり) | × | 大きめのモバイルバッテリー等 |
| 160Wh超 | × | × | ほぼ全てのポータブル電源 |
ここで絶対に覚えておいてほしいのが、リチウム電池は「預け入れ手荷物」に入れてはいけないということ。容量にかかわらず、スーツケースに入れて預けるのは全面禁止です。必ず手荷物として機内に持ち込みます(160Wh超はそもそも持ち込みも不可)。
「なぜ100Whと160Whなの?」と気になりますよね。これは電池が万一発火したときのエネルギーの大きさで線引きされています。100Wh以下は比較的リスクが小さく気軽に、100〜160Whはやや大きいので個数・承認で管理、160Wh超は客室でも消火が難しいレベルなので禁止、という考え方です。数字に「なんとなく」はなく、きちんと理由があるんです。
「mAh」しか書いていないときのWh計算方法
モバイルバッテリーは「mAh(ミリアンペアアワー)」で表記されることが多く、そのままではWhがわかりません。でも計算は簡単です。
例:20,000mAh × 3.7V ÷ 1000 = 74Wh(持ち込みOK)
例:27,000mAh × 3.7V ÷ 1000 = 約100Wh(ギリOK)
※電圧は多くのモバイルバッテリーで3.6〜3.7V。ポータブル電源は最初からWh表記です。
ポータブル電源はほぼ必ず本体や仕様表に「◯◯Wh」と書かれています。まずはそのWhの数字を確認すればOK。160Whを超えていれば、残念ながら飛行機には乗せられません。容量の基礎はポータブル電源の容量の目安も参考にしてください。
100〜160Whは「事前承認」が必要な場合がある
100Whを超えて160Wh以下のバッテリーは、機内持ち込みはできますが、航空会社によっては事前の承認が必要なことがあります。数量も1人2個までと決まっています。搭乗前にカウンターで確認するか、公式サイトでチェックしておくと安心です。
国際線・海外の航空会社は要注意
100Wh・160Whという容量の基準自体は、国際的なルール(IATAの危険物規則)にもとづいているため、大きくは変わりません。ただし個数の数え方や、機内での扱いは航空会社ごとに細かく異なります。
とくに海外の航空会社を使う国際線では、日本の国内線と運用が違うことがあります。乗り継ぎで複数の航空会社を使う場合は、それぞれの規定を確認しておきましょう。「一番厳しい会社の基準に合わせておく」のが失敗しないコツです。
【2026年4月改正】モバイルバッテリー新ルールの変更点

2026年4月24日から、国内の航空会社を中心にリチウム電池のルールがさらに厳しくなりました。相次ぐ機内での発煙・発火トラブルを受けての改正です。主な変更点はこちら👇
背景には、モバイルバッテリーの普及で機内での発煙・発火トラブルが世界的に増えている事情があります。座席の隙間に落としたバッテリーが座席の可動部で圧迫されて発火、といった事故も報告されています。ルールが厳しくなったのは、それだけリスクが現実的だから、というわけです。
- 個数は1人2個まで(160Wh以下・容量にかかわらず)
- 機内での充電が禁止(バッテリー本体への充電も、そこからの給電もNG)
- 頭上の収納棚に入れるのは禁止。座席ポケットなど手元で保管する
- 預け入れは、いかなる場合も禁止(従来どおり)
- 違反は航空法違反として罰則の対象になりうる
この改正は主にモバイルバッテリーやポータブル電源のようなリチウム電池が対象です。飛行機で持ち込める小型モデルを使う場合も、これらの新ルールを守る必要があります。
ちなみに、モバイルバッテリーだけでなく、リチウム電池を内蔵した電子機器全般(ノートPC・カメラ・電動シェーバーなど)も、基本は機内持ち込みが原則です。予備電池はとくに厳しく扱われるので、「本体に入っている電池はまだしも、予備は必ず手元で2個まで」と覚えておきましょう。ルールを守れば、必要な機器はきちんと持ち込めます。過度に怖がる必要はありませんよ。
ほとんどのポータブル電源は持ち込めない|主要モデルのWh一覧

「自分のポータブル電源は大丈夫かな?」と気になりますよね。人気モデルの容量で持ち込み可否を確認してみましょう。
| モデル例 | 容量 | 飛行機 |
|---|---|---|
| Jackery 100 Plus | 99Wh | ○ 持ち込みOK |
| Jackery 240 New | 256Wh | × 不可 |
| Jackery 600 New | 632Wh | × 不可 |
| Jackery 1000 New | 1,070Wh | × 不可 |
| EcoFlow DELTA 3 | 1,024Wh | × 不可 |
| Jackery 2000 New | 2,042Wh | × 不可 |
見てのとおり、いわゆる「防災用ポータブル電源」はすべてアウトです。一番小さいクラスのモデルでも256Whあり、160Whの2倍近く。飛行機に乗せられるのは、99Whに抑えた特別な超小型モデルだけ、というのが現実です。
他社の小型モデルも同じで、EcoFlowやAnkerの200Wh台のモデルもすべて160Wh超で持ち込み不可。「小型だから大丈夫だろう」は通用しません。数字(Wh)でしか判断されないので、パッと見の大きさではなく、必ず容量表記を確認するクセをつけましょう。ポータブル電源選びの基本はポータブル電源とはの基礎記事でも解説しています。
Wh表記は、本体の底面や背面のラベル、または取扱説明書・公式スペック表に必ず記載されています。「◯◯Wh」と書かれた数字を探してください。mAhしか書かれていない小型機の場合は、先ほどの計算式(mAh×V÷1000)で換算します。搭乗前にここだけ確認しておけば、空港でのトラブルはまず防げますよ。
ちなみに人気のJackery 240 Newのような小型モデルでも、飛行機はNG。車移動や電車移動なら容量制限はないので、用途に合わせて選びましょう。キャンプ用のポータブル電源を飛行機で運ぶのは基本的に難しい、と覚えておいてください。
「じゃあモバイルバッテリーならOK?」と思うかもしれません。確かに一般的なモバイルバッテリー(20,000mAh前後=約74Wh)なら持ち込めます。ただしポータブル電源とモバイルバッテリーは容量が一桁以上違うので、AC家電を動かしたいなら結局は大容量が必要で、飛行機には乗せられない、というジレンマが残ります。飛行機で使えるのはあくまで「USB機器を充電する範囲」と割り切るのが現実的です。
そもそもポータブル電源が大きいのは、家庭用コンセント(AC100V)の家電を動かすために大容量が必要だからです。電子レンジや電気ケトルを使うには数百〜千Wh単位の電力が要る。だから容量が大きくなり、必然的に160Whの上限をはるかに超えてしまう。「AC家電を動かせる=飛行機には持ち込めない」――この関係は構造的なもので、どのメーカーでも変わりません。
まずは自分の機種のWhを確認。160Wh超なら飛行機は不可。持ち込めるのは99Whなどの超小型だけ。次は「なぜ飛行機はここまで電池に厳しいのか」を電気工事士の目線で解説します。
電気工事士が解説|なぜ飛行機は電池にこれほど厳しいのか

「そこまで厳しくしなくても」と思うかもしれません。でも、電気に関わる仕事をしている立場からすると、この厳しさには十分な理由があります。
リチウム電池は「熱暴走」で一気に発火する
リチウムイオン電池は、内部でショートや過熱が起きると「熱暴走」を起こし、連鎖的に高温になって発火・爆発することがあります。容量が大きいほど、そのエネルギーも大きい。だから容量に上限を設けているんです。
上空を飛ぶ密閉空間の機内で発火すれば、逃げ場はありません。だからこそ、消火や対応がしやすい客室(手荷物)に限り、容量を絞って持ち込みを認めている、というわけです。
実際、リチウム電池の発火は水をかけても止まりにくく、いったん熱暴走が始まると鎮火が難しいのが特徴です。地上なら消火器や退避で対応できますが、飛行中はそうもいきません。「万一の一件」を絶対に起こさないための備え、と考えると、この厳しさにも納得できるはずです。電気を扱う仕事をしていると、”エネルギーの総量を管理する”という発想の大切さを日々感じます。
預け入れが禁止なのは「貨物室では消火できない」から
預け入れが全面禁止なのも同じ理由です。貨物室で電池が発火しても、飛行中は誰も気づけず、消火もできません。客室なら発煙にすぐ気づいて対応できるから、リチウム電池は必ず手荷物、というルールになっています。
2026年の改正で「頭上の棚もダメ、手元で管理」となったのも、この“すぐ気づいて対応する”を徹底するためです。理にかなったルールなんですね。
リン酸鉄でも「大容量」は持ち込めない
「リン酸鉄リチウム(LiFePO4)は安全なんでしょ?」という質問をよく受けます。確かにリン酸鉄は熱暴走しにくく、家で使うぶんには安心です。詳しくはリン酸鉄リチウムの解説記事をどうぞ。
ただし、飛行機のルールは電池の種類ではなく「Wh(容量)」で決まります。リン酸鉄でも160Whを超えれば持ち込み不可。安全性が高いから例外、とはならないので注意してください。
電気工事士の立場から補足すると、たとえ安全な電池でも「大きなエネルギーを密閉空間に持ち込む」こと自体がリスクなんです。容量が大きいほど、万一のときに放出されるエネルギーも大きい。だから“種類”ではなく“総量(Wh)”で線引きしているのは、とても合理的な考え方だと思います。家庭ではリン酸鉄の安全性を活かしつつ、飛行機では容量ルールを守る――この使い分けが大切です。
飛行機に持ち込める小型ポータブル電源|100Wh以下が条件

「それでも飛行機で使える1台が欲しい」という方へ。数は少ないですが、99Whに容量を抑えた超小型ポータブル電源なら機内に持ち込めます。
Jackery 100 Plus(99Wh)|唯一クラスの機内持ち込み対応
Jackery初の機内持ち込み対応モデル。容量99Wh・重量わずか965gの手のひらサイズで、100Whのラインをきっちり下回っています。安全なリン酸鉄電池を採用し、USB-C(最大100W)でスマホやノートPCを充電できます。
あえて100Whではなく99Whに抑えているのがポイント。100Wh以下は最も制限が緩いカテゴリなので、どの航空会社でも安心して持ち込めます。「機内持ち込み対応」とうたう製品でも、実際のWhが100〜160Whだと承認が必要になることがあるため、この99Whという数字は、旅する人にとってかなり心強い設計なんです。
| 容量 | 99Wh |
| 最大出力 | 128W |
| 重量/サイズ | 約965g/手のひらサイズ |
| ポート | USB-C×2・USB-A×1 |
| 電池/充電 | リン酸鉄/約1.8時間で満充電 |
| 飛行機 | 機内持ち込みOK(99Wh) |
出張・旅行でノートPCやスマホ、カメラを充電したい人にぴったり。AC出力はありませんが、USB機器がメインなら十分頼れます。「飛行機に乗せられるポータブル電源」を探しているなら、まずこれが第一候補です。
99Whあれば、スマホなら約6〜8回、ノートPCなら約1回強のフル充電が目安。丸一日の外出や、コンセントが取りにくい移動日でも安心です。さらにリン酸鉄電池で約2,000回の充放電に対応し、長く使えるのも魅力。電池寿命の考え方はポータブル電源の寿命の記事も参考にしてください。
100〜160Whの大容量モバイルバッテリーという選択肢
「99Whでは少し物足りない」という人は、100〜160Whの大容量モバイルバッテリーも候補になります。この範囲なら機内持ち込みが可能(2個まで・要承認の場合あり)で、ノートPCを1〜2回フル充電できるくらいの余裕があります。
ただし注意したいのが、160Whを1Whでも超えたらアウトだということ。製品によっては「155Wh」など、ぎりぎりを攻めたものもあります。購入前に必ずWh表記を確認し、余裕を持って100Wh前後を選んでおくと、どの航空会社でも安心して使えますよ。
USB中心のもっと小さな備えでよければ、大容量のモバイルバッテリー(100Wh以下)も選択肢になります。AC家電まで使いたい人は、次の代替案も読んでみてください。
大容量を旅行先で使いたいときの代替案

「キャンプや車中泊で大容量を使いたいけど、飛行機で現地入りする」――そんなときの現実的な解決策を紹介します。無理に持ち込もうとせず、発想を変えるのがポイントです。
大前提として、大容量ポータブル電源を飛行機で運ぶ方法は存在しません。ここで悩むより、「現地で用意する」方向に切り替えたほうが、圧倒的にラクで確実です。次の3つの方法を、旅のスタイルに合わせて選んでみてください。
① 現地でレンタルする
いちばん手軽なのがレンタルです。旅行先やキャンプ場周辺で大容量ポータブル電源を借りれば、飛行機の容量制限を気にせず使えます。使う日数だけ借りられて保管の手間もないのがメリット。レンタルの選び方はポータブル電源レンタルの記事で解説しています。
年に数回しか使わないなら、そもそも購入よりレンタルのほうが安く済むこともあります。「飛行機で現地入り+大容量が必要」という旅なら、レンタルがいちばん相性がいいですよ。旅行先にレンタル品を直接配送してくれるサービスもあります。
② 宅配便で送る
自分の大容量ポータブル電源を、宿泊先やキャンプ場に宅配便で先に送っておく方法もあります。ただし、配送会社によってはリチウム電池(大容量)の扱いに制限があるため、事前に送れるか確認が必要です。
送るときは、電源を切り、端子を保護し、衝撃で動かないようしっかり梱包しましょう。着払いで自宅に送り返せば、帰りも身軽です。「行きは宅配、現地では車で移動」と組み合わせると、飛行機旅でも大容量を活用できます。走行中に充電する走行充電を使えば、現地での充電にも困りません。
③ 目的地で車移動に切り替える
飛行機は容量制限がありますが、車移動なら制限はありません。現地でレンタカーを借りるプランなら、目的地周辺で大容量モデルを調達したり、そのまま車に積んで使ったりできます。旅のスタイルに合わせて組み合わせましょう。
たとえば「飛行機で目的地の空港へ→レンタカーを借りてキャンプ場へ」という旅なら、現地のレンタルショップで大容量ポータブル電源を借り、車で運ぶだけ。飛行機のルールに一切触れず、大容量の快適さを味わえます。“飛行機に無理に持ち込もうとしない”のが、いちばんストレスのない正解だったりするんです。
飛行機で大容量は運べない。旅行先で使うなら「現地レンタル」「宅配」「車移動」の3択。機内はJackery 100 Plusのような99Whモデル、現地は大容量、と使い分けるのが賢いです。
飛行機に持ち込むときの注意点・チェックリスト

99Wh以下のモデルを持ち込む場合も、守るべきルールがあります。搭乗前に確認しておきましょう。
- 容量が160Wh以下(できれば100Wh以下)か確認した
- 必ず「機内持ち込み手荷物」に入れる(預け入れNG)
- 頭上の棚に入れず、座席周りの手元で管理する
- 機内では充電も給電もしない
- 個数は1人2個まで(予備電池含む)
- 端子がショートしないよう保護し、電源はオフにする
- 心配なら、搭乗する航空会社の公式サイトで最新ルールを確認する
特に国際線や海外の航空会社では、ルールが少しずつ異なることがあります。最終的な判断は各航空会社の規定が正なので、不安なときは事前に問い合わせておくと安心です。
チェックリストのなかでも、特にうっかりしやすいのが「預け入れに入れてしまう」ミスです。スーツケースに荷物をまとめる習慣があると、つい一緒に詰めてしまいがち。バッテリー類は“機内に持ち込む手荷物”に分けておくのを、荷造りの最初のルールにしておくと安心です。空港で荷物を開け直す手間も防げます。
ちょっとした工夫ですが、端子はテープや付属のキャップで保護し、ケーブルと一緒にポーチにまとめておくと、保安検査もスムーズです。バッテリーはすぐ取り出せる位置に入れておくと、検査で提示を求められてもあわてません。防災用の大容量は自宅に、旅行用の99Whモデルは持ち歩き用に、と役割を分けておくと管理もラクですよ。防災の備え方は防災用ポータブル電源の記事もあわせてどうぞ。
ポータブル電源と飛行機のよくある質問(FAQ)

基本的な容量ルール(100Wh・160Wh)は国際的な基準に沿っており大きくは変わりません。ただし個数や事前承認の細かい運用は航空会社ごとに異なります。海外の航空会社を使うときは、その会社の公式規定を必ず確認してください。
はい、絶対にNGです。リチウム電池は容量にかかわらず預け入れ手荷物に入れられません。貨物室では発火に気づけず消火もできないためです。必ず機内持ち込み手荷物に入れてください(160Wh超は持ち込みも不可)。
「mAh×電圧(V)÷1000=Wh」で計算します。電圧は多くが3.6〜3.7V。たとえば20,000mAhなら約74Whで持ち込みOK、27,000mAhで約100Whが目安です。本体にWh表記があればそれを見ればOKです。
いいえ。2026年4月の改正で、容量にかかわらず1人2個まで(160Wh以下)に制限されました。スマホやPC内蔵の電池とは別に、予備のバッテリーは2個までと覚えておきましょう。
電車・新幹線・車には、飛行機のような容量制限はありません。大容量ポータブル電源もそのまま持ち運べます。容量制限があるのは飛行機(航空機)だけ、と考えてOKです。
容量が100Wh以下のモデルを選びましょう。代表格はJackery 100 Plus(99Wh)です。AC家電まで使いたい大容量が必要なら、旅行先でのレンタルや宅配を組み合わせるのが現実的です。
容量が基準内でも、膨張・変形・破損したバッテリーは持ち込めません。発火の危険が高いためです。少しでも膨らみや異常があるものは、無理に持っていかず、正しく処分してから新しいものを用意しましょう。
保安検査で見つかると、その場で持ち込みを断られます(没収・放棄になることも)。預け入れもできないため、事実上そのバッテリーは持っていけません。当日あわてないよう、必ず出発前にWhを確認しておきましょう。
ソーラーパネル自体はバッテリーを内蔵していないため、基本的に持ち込み・預け入れの容量制限はありません。制限があるのはあくまでリチウム電池(ポータブル電源・モバイルバッテリー)です。ただしサイズが大きいパネルは手荷物規定に注意しましょう。
大容量(160Wh超)は日本発の便でも到着国の便でも持ち込めません。現地でのレンタルを探すか、USB機器の充電なら99Whモデルで代用しましょう。海外は電圧やコンセント形状も異なるため、その点もあわせて確認しておくと安心です。
まとめ:大半のポータブル電源は飛行機NG、機内は99Whモデルで
まとめ:容量160Whが飛行機の分かれ目
ポータブル電源を飛行機に持ち込めるかは、容量(Wh)で決まります。160Whを超える大半のモデルは、機内持ち込みも預け入れも不可。持ち込めるのは100Wh以下(実質99Wh)の超小型モデルだけです。
さらに2026年4月からは、個数は1人2個まで、機内での充電禁止、頭上の棚もNGと、ルールが厳しくなりました。リチウム電池の発火リスクを考えれば、どれも納得の内容です。
飛行機での出張・旅行にはJackery 100 Plusのような99Whモデルを、キャンプや車中泊の大容量は現地レンタルや車移動を――と使い分けるのが正解です。搭乗前に自分の機種のWhと最新ルールを確認して、安全で快適な旅にしてくださいね!


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