ポータブル電源2000Whはどれくらい使える?おすすめ8選を公式の数値で比較|2000W・2kWhとの違い

2000Whポータブル電源おすすめ5選|家電別の稼働時間と失敗しない選び方を徹底比較

「2000Whのポータブル電源って、実際どれくらい使えるの?」「2000Wと2000Wh、2kWhは何が違うの?」と迷っていませんか?2000Whクラスなら、Jackeryの検証条件でエアコン冷房9時間、テレビ(60W)なら約25時間が目安です。冷蔵庫・明かり・スマホの充電くらいなら、停電の1日は十分しのげる容量なんです。

僕は、2000WhクラスのDabbsson 2000Lを家に置いて使っています。この記事では、2000Whのポータブル電源でできること、2000W(出力)や2kWhとの違い、おすすめ8台の比較を順に書きました。

停電への備え全般は内閣府の防災情報のページにまとまっています。家族の人数や使いたい家電を思い浮かべながら読んでもらうと、自分に2000Whが要るかどうかが見えてきます。

目次

結論:2000Whのポータブル電源のおすすめは、価格・時間のデータ・拡張で選ぶ

2000Whクラスはどれも冷蔵庫や電子レンジを動かせる力があるので、差が出るのは値段と、あとから容量を足せるかどうかです。迷ったら次の3台から選んでください。

💡 2000Whポータブル電源の選び方の早見・いちばん安く2000Whがほしい:Dabbsson 2000L(2,048Wh・97,000円・僕の実機)
・何時間使えるかを公式の数字で確かめて買いたい:Jackery 2000 New V2(2,042Wh・109,890円・エアコン冷房9時間の検証値あり)
・あとから容量を足したい:Anker Solix C2000 Gen 2(2,048Wh・拡張で最大5,120Wh・229,900円)

ちなみに公式の重さは2000 New V2も2000Lも18.6kgで同じなので、軽さでは差がつかず、値段と「時間のデータがあるか」で決めてしまって大丈夫です。

2000Whのポータブル電源はどれくらい使える?家電別の時間

2000Whのポータブル電源はどれくらい使えるか、家電別の時間

家電ごとの時間は、Jackeryが2000 New V2(2,042Wh)の商品ページで出している目安がいちばん参考になります。メーカー自身が出している数字なので、まずこれを基準に考えてください。

ポータブル電源 2000wh どれくらい?Jackery公式の目安表

2,042Whの2000 New V2で、テレビは約25時間、電子レンジは約1.5時間、スマホの充電は約80回。冷蔵庫は機種によって3.2〜72時間と幅があります。

家電(消費電力)2000 New V2で使える時間・回数
エアコン(960W・公式の検証)9時間
エアコン(900W)約2時間
冷蔵庫(15〜520W)3.2〜72時間
電子レンジ(960〜1,160W)約1.5時間
電気ケトル(850W)約2時間
テレビ(60W)約25時間
電気毛布(55W)24時間
LED照明(10W)約60時間
ノートパソコン(80W)約24回
スマホの充電(29W)約80回

出典:Jackery公式「ポータブル電源 2000 New V2」商品ページの目安とよくある質問。エアコン960Wの9時間は、富士通AS-A369H・21㎡の部屋・室温30℃から冷房25℃/風量3で検証した数字です。

ここ、混乱しやすいんです。

エアコンが「9時間」と「約2時間」の2つあるのは、前者が実際に動かした検証、後者がずっと900Wで回り続けた場合の計算だからです。部屋が冷えるとエアコンは出力を落とすので、実際は計算より長く動きます。詳しくはポータブル電源でエアコンは何時間使える?で書きました。

ポータブル電源2000w(2000Wh)で何時間使えますか?自分で出す計算式

上の表にない家電は、この式でざっくり出せます。0.8は、電気を変換するときに出るロスを見込んだ数字で、Jackery公式の解説でも同じ式が使われています。

ポータブル電源の容量(Wh)× 0.8 ÷ 家電の消費電力(W)= 使える時間(h)

たとえば2,048Whで900Wのエアコンなら、2,048×0.8÷900で約1.8時間(試算)。公式の「約2時間」とほぼ同じになります。消費電力は家電の本体に貼ってある銘板(定格ラベル)か、取扱説明書の仕様欄に書いてあります。

覚えるのはこの式だけです。

この式は「最大の電力で回り続けた場合」の短めの答えです。冷蔵庫やエアコンのように強弱をくり返す家電は、式より長くもつと読んでください。

2000Whで停電の1日はしのげる?僕の家の使い方

冷蔵庫・明かり・テレビ・スマホの充電に絞れば、1日はしのげる容量です。

電子レンジやドライヤーのような1,000W前後の家電を長く使うと、一気に減ります。

ここは使い方しだいです。

僕は沖縄に住んでいて、台風のたびに停電を経験してきました。今はDabbsson 2000Lを部屋に置きっぱなしにして、明かりと大型テレビの電源、スマホの充電に使っています。重いので動かさず、置き場所を決めて固定です。

家族の人数から容量を決めたいときは、4人家族の停電対策に必要な容量で計算の仕方を書いています。

1000Whクラスとの差はどこに出る?

同じ家電なら使える時間はほぼ容量に比例するので、1,000Whクラスは2000Whクラスの半分くらいと考えればだいたい合います。

僕はもう1台、Jackery 1000 Newも持っていて、こちらは冷蔵庫とWi-Fiルーターにつなぎっぱなしです。停電してもネットが切れず、電気が戻っても何も切り替えなくていいので助かっています。冷蔵庫とルーターだけなら1,000Whで回せていて、テレビや明かりまで面倒を見たいから2000Lを足した、という分け方です。1000Whクラスの比較は1000Whポータブル電源の比較にまとめています。

ポータブル電源の2000Wと2000Whの違い|2000Wで何ができる?

Wは「一度に出せる電気の力」、Whは「ためておける電気の量」です。2000Wは重い家電が動くかどうかを決め、2000Whはその家電を何時間使えるかを決めます。

名前は似ていても別物です。

2000whとは?2000W(ワット)との見分け方

2000Whは、2,000Wの家電なら1時間、100Wの家電なら20時間ぶんの電気をためている、という意味です(変換のロスは入れない単純な割り算)。水にたとえると、Whはタンクの大きさ、Wは蛇口の太さです。

ややこしいのが、商品名の数字です。Jackery 1500 Newは名前が「1500」でも定格出力は2,000Wで、容量は1,536Wh。名前の数字が出力なのか容量なのかは機種で違うので、仕様表の「定格出力(W)」と「容量(Wh)」を見て決めてください。

名前で選ぶと失敗します。

ポータブル電源 2000w 何ができる?使える家電の目安

定格出力が2,000Wあれば、電子レンジ(960〜1,160W)、電気ケトル(850W)、エアコン(900W)のような家電を1台ずつなら動かせます(消費電力はJackery 2000 New V2の公式の目安)。2台を同時に使うと、合計が2,000Wを超えて止まることがあります。

もうひとつ見てほしいのが瞬間最大出力です。エアコンや冷蔵庫はモーターが回り出す瞬間に、普段の2〜3倍の電力を使うことがあります(Jackery公式の解説)。定格が足りても瞬間最大が足りないと、スイッチを入れたとたんに保護機能で止まるんです。

ここが落とし穴です。

定格2000W級のポータブル電源一覧

スクロールできます
機種定格出力容量公式価格(10月8日)
Jackery 1500 New2,000W1,536Wh92,876円
Anker Solix C2000 Gen 22,000W(瞬間最大3,300W)2,048Wh229,900円
Dabbsson 2000L2,200W(瞬間最大4,400W)2,048Wh97,000円
Jackery 2000 New V22,200W(瞬間最大4,400W)2,042Wh109,890円
BLUETTI AORA 3002,000W3,014.4Wh161,505円

出典:各メーカーの公式ページ。Jackery 1500 Newの定価表示は149,800円、Dabbsson 2000Lは169,800円で、表は10月8日の販売価格です。「出力は2,000Wほしいけど、容量は1,500Whで足りる」という人は1500 Newがいちばん軽くて(14.5kg)安い選択肢になります。1500Wクラスと比べたいなら1500Wクラスの比較記事もどうぞ。

家のコンセント1口は1,500Wまで

ここは知っておいてほしい点です。家の一般的なコンセントは15A用なので、100Vで使えるのは1口1,500Wまで。延長コードや電源タップも、つないだ家電の合計が1,500W(タップに書いてある上限)を超えないようにしてください。

これ、意外と知られていません。

ポータブル電源側も、1口あたりの上限が仕様表に書かれている機種があります。重い家電は口を分けて挿す、タップに束ねない。これだけで、発熱や「なぜか止まる」のトラブルはかなり防げます。

2kWhのポータブル電源は2000Whと同じ?2042Whと2048Whの違い

同じです。1kWh(キロワットアワー)は1,000Whなので、2kWhは2,000Whのこと。電力会社の明細や家庭用蓄電池ではkWh、ポータブル電源ではWhで書くことが多い、というだけの違いです。

呼び方が違うだけです。

2kwh ポータブル電源=2000Whクラスの実際の容量

「2000Whクラス」と呼ばれる機種も、ぴったり2,000Whのものはありません。中の電池の組み合わせで容量が決まるので、この記事で比べる機種でも2,016Whから2,080Whまで並んでいます。

容量機種
2,016WhALLPOWERS R2500/DJI Power Auro 2000 Elite
2,042WhJackery 2000 New V2/2000 Plus
2,048WhDabbsson 2000L/Anker Solix C2000 Gen 2/EcoFlow DELTA 3 Max
2,080WhBLUETTI AORA 200 V2

2042whと2048whの違いは?どれくらい差がある?

差は6Whで、0.3%ほど。使える時間に置きかえると、テレビ(60W)で6分くらいの差です(6Wh÷60Wの試算)。

ここで悩む必要はありません。

余談ですが、Jackery 2000 New V2の公式ページは、タイトルが2,042Wh、商品説明の文中が2,048Whになっています。この記事では、商品名の横に出ている2,042Whで書いています。

ポータブル蓄電池・家庭用蓄電池の2000Whとは何が違う?

「ポータブル蓄電池」「ポータブルバッテリー 2000Wh」の商品は、ほとんどがこの記事のポータブル電源と同じものです。違うのは家庭用蓄電池のほうで、こちらは家の分電盤に工事でつなぐ据え置きの設備。コンセントに挿すだけのポータブル電源とは、つなぎ方から別物なんです。

家の配線にポータブル電源をつないで家中に電気を送るのは、電気工事士の仕事になります。自分でやらず、メーカーの工事つきのサービスを選んでください。防災にポータブル電源がそもそも要るのかは防災にポータブル電源はいらない?で書いています。

2000Whポータブル電源の選び方

2000Whポータブル電源の選び方

2000Whクラスは公式価格で97,000〜229,900円と幅があります。値段の差がどこから来ているかを見ると、自分に要る機能が分かってきます。

定格出力と瞬間最大出力をセットで見る

2000Whクラスの定格出力は2,000〜3,000W。いちばん低いのはAnker C2000 Gen 2の2,000W(瞬間最大3,300W)で、いちばん高いのはJackery 2000 Plusの3,000W(瞬間最大6,000W)です。

使いたい家電の消費電力を銘板で見て、定格出力がそれを上回っているかを確かめてください。出力の考え方は定格出力の選び方でもう少し詳しく書いています。

電池の寿命は「回数」と「何%残るか」で比べる

寿命の書き方はメーカーで基準がちがいます。Jackeryは「4,000回のあとも70%」、Ankerは「4,000回以上で80%」、Dabbssonは「4,000回で80%」、BLUETTI AORA 200 V2は「6,000回以上で80%」、DJI Power Auro 2000 Eliteは「4,000回以降も80%以上」。回数だけ並べても比べられないので、何%を保つかまでセットで見てください。

今回の8台のうち、AORA 200 V2をのぞく7台はリン酸鉄リチウムイオン電池(Dabbssonは半固体のリン酸鉄)です。電池の種類の違いはリン酸鉄リチウムのポータブル電源にまとめました。

充電の速さ(ACとソーラー)

家のコンセントからの充電は、Anker C2000 Gen 2が最短99分で満充電、EcoFlow DELTA 3 Maxが約108分で満充電、Jackery 2000 New V2が約2時間(緊急充電モードで1.7時間)。台風が来ると分かってから満充電にしたい人には、ここの差が効いてきます。

ソーラーの入力上限は400〜1,200Wと、機種でかなり差があります。詳しくは後半の「ソーラーパネルで2000Whを充電するには」で表にしました。

あとから容量を足せるか(拡張バッテリー)

ここは機種ではっきり分かれます。拡張できるのはAnker C2000 Gen 2(最大5,120Wh)、DJI Power Auro 2000 Elite(拡張バッテリー最大5個で最大12kWh)、Jackery 2000 Plus、ALLPOWERS R2500(拡張バッテリー最大3台)。Jackery 2000 New V2、Dabbsson 2000L、EcoFlow DELTA 3 Maxは拡張できません。

Dabbsson 2000Lは、容量の拡張も2台の並列もできない機種です。あとで足すつもりがあるなら、最初から拡張できる機種を選んでおくほうが無駄がありません。

重さは18.6〜27.9kg

2000Whクラスでいちばん軽いのは18.6kgで、Jackery 2000 New V2とDabbsson 2000Lが並びます。次がAnker C2000 Gen 2の約18.9kg、DJI Power Auro 2000 Eliteの約19kgです。重いほうはJackery 2000 Plusの27.9kg。この差は、車への積み下ろしをするかどうかで効き方が変わります。

この差、運ぶと効いてきます。

保証の年数と条件は機種ごとに違う

「どこも5年保証」と思いがちですが、条件がちがいます。Jackeryは公式サイトで買うと3年+自動延長2年で5年(登録不要)。Ankerは通常18か月で、公式サイトの会員登録をすると最大5年です。Dabbsson・ALLPOWERS・DJI・BLUETTI AORA 200 V2は5年保証です(DJIは巻き取り式ケーブルなど一部のアクセサリーが対象外)。

ここは見落としがちです。

EcoFlow DELTA 3 Maxは商品ページに保証の年数が載っていないので、買う前に公式ストアの保証のページを見てください。使い終わったあとの処分はポータブル電源の処分方法で書いています。

Amazon・楽天でよく見る聞き慣れないメーカーの2000Whは買っていい?

「2000Wh」で検索すると、名前を聞いたことのないメーカーの安い機種がたくさん出てきます。僕が見るのは、日本語の公式サイトに保証の年数・問い合わせ先・使い終わったあとの回収が書いてあるかどうか。この3つが書かれていないなら、2000Whクラスの値段を払う相手としては勧めません。

20kg近い機械なので、故障したときに送り返す先がはっきりしているかは大事です。どこの国のメーカーかが気になる方はポータブル電源の日本メーカーも参考にしてください。

ポータブル電源 2000wh おすすめ8選|数値と価格で比較

ポータブル電源2000Whのおすすめ8選

容量2,000Wh以上・定格2,000W以上の機種から8台選びました。価格は各社の公式ストアの販売価格で、DJIは11月5日、BLUETTIは11月4日、ほかの6台は10月8日の時点です。

ポータブル電源 2000wh 比較表

スクロールできます
機種容量定格/瞬間最大重さ電池の寿命(基準)容量の拡張公式価格
Dabbsson 2000L2,048Wh2,200W/4,400W約18.6kg4,000回で80%不可97,000円
Jackery 2000 New V22,042Wh2,200W/4,400W18.6kg4,000回で70%不可109,890円
Anker Solix C2000 Gen 22,048Wh2,000W/3,300W約18.9kg4,000回以上で80%最大5,120Wh229,900円
EcoFlow DELTA 3 Max2,048Wh2,200W/4,400W約20.3kg−不可209,980円
BLUETTI AORA 200 V22,080Wh2,200W/−約20.2kg6,000回以上で80%−107,100円
DJI Power Auro 2000 Elite2,016Wh2,000W/−約19kg4,000回以降も80%以上最大12kWh125,290円
Jackery 2000 Plus2,042Wh3,000W/6,000W27.9kg4,000回で70%以上可199,500円
ALLPOWERS R25002,016Wh2,500W/4,000W27kg3,500回以上で80%最大3台129,999円

「−」は、メーカーの資料に数値が無い項目です。AORA 200 V2は10月13日に発表された新しい機種で、旧Elite 200 V2(2,073.6Wh・約24.2kg)より約4kg軽くなりました。

2000wh以上の大容量モデルを最安値で買いたいなら

いちばん安いのはDabbsson 2000Lの97,000円です。1Whあたりにすると約47円(97,000÷2,048の試算)で、次がAORA 200 V2の約51円、Jackery 2000 New V2の約54円と続きます。DJI Power Auro 2000 Eliteは約62円です。

2位との差は約1万円です。

ただ、価格は各社のセールでよく動きます。たとえばEcoFlow DELTA 3 Maxは209,980円ですが、10月8日の時点ではホワイトだけ119,800円でした。買う直前に、気になる2〜3台の公式ストアを見比べるのがいちばん確実です。

Dabbsson 2000L|2000Whクラスでいちばん安い(僕の実機)

Dabbsson 2000Lの実機(側面)
僕のDabbsson 2000L。部屋に置きっぱなしにして使っています

2,048Wh・定格2,200W(瞬間最大4,400W)で、公式価格は97,000円(定価表示169,800円)。この8台の中でいちばん安く、それでいて出力も2000Whクラスの真ん中以上あります。半固体のリン酸鉄電池で、4,000回の充放電のあとも初期容量の80%を保ちます。

僕が買った理由は、大容量がほしかったのと、台風の停電に備えたかったこと。それと、容量のわりに安かったことです。

Dabbsson 2000Lの操作面と残量100%の表示
操作面。残量100%の表示と、ACコンセント(上下3口ずつ・すべて100V)

使い方は、明かりと大型テレビの電源、スマホの充電。ACコンセントが6口あるので、テレビと明かりを挿したままでも口が余ります。

地味ですが、これが便利なんです。

気になるのは重さで、約18.6kgあります。僕は持ち歩かずに置き場所を決めて使っています。ソーラー入力は最大800W、家のコンセントなら1.5時間で80%まで充電でき、停電時の切り替えは15ミリ秒未満のEPS機能つきです。

もっと詳しくはDabbsson 2000Lのレビュー、半固体電池の仕組みは半固体電池のポータブル電源とはで書いています。

🎯 こんな人におすすめ:2000Whをいちばん安く手に入れたい方。家に置きっぱなしで停電に備えたい方。

Jackery 2000 New V2|家電ごとの時間が公式で分かる

2,042Wh・定格2,200W(瞬間最大4,400W)・18.6kg。この記事の最初に載せた「テレビ約25時間」「エアコン冷房9時間」は、この機種の公式の目安です。何時間使えるかを数字で確かめてから買いたい人には、いちばん判断しやすい1台です。

AC充電は約2時間で満充電(緊急充電モードなら1.7時間)、ソーラーは最大400Wで約6時間。停電時の切り替え(UPS)は0.01秒未満です。電池は4,000回のあとも70%を保つ基準で、拡張バッテリーには対応していません。

公式価格は109,890円(定価表示199,800円)です。

口コミや細かい仕様はJackery 2000 Newの口コミ・評判にまとめています。

🎯 こんな人におすすめ:家電ごとの時間を公式の数字で確かめてから買いたい方。冷蔵庫をつなぎっぱなしにして停電に備えたい方。

Anker Solix C2000 Gen 2|あとから最大5,120Whまで足せる

2,048Wh・定格2,000W(瞬間最大3,300W)・約18.9kg。別売の拡張バッテリーをつなげば最大5,120Whまで増やせます。20kgを切る重さで容量を足せるのは、この8台ではこの機種とDJI Power Auro 2000 Eliteの2台です。

その分、値段は高めです。

AC充電は最短99分で満充電、ソーラー入力は最大800W、停電時の切り替えは10ミリ秒。電池は4,000回以上で80%を保つ基準です。保証は通常18か月で、公式サイトで会員登録すると最大5年になります。

公式価格は229,900円と、8台の中でいちばん高め。色はダークグレーが在庫あり、オフホワイトは10月8日の時点で在庫切れでした。

Ankerの機種全体の比べ方はAnkerのポータブル電源まとめ、この機種のレビューはAnker Solix C2000 Gen 2の評判で書いています。

🎯 こんな人におすすめ:最初は2000Whで始めて、足りなければ容量を足したい方。

EcoFlow DELTA 3 Max|充電が速く、静か

2,048Wh・定格2,200W・約20.3kg。起動時のサージは4,400Wまで受けられて、X-Boost機能を使うと合計2,700Wまでの家電を動かせます。X-Boostは電圧を下げて動かす仕組みなので、家電の性能は通常より下がると公式に注記があります。

充電は約74分で80%、約108分で満充電。ソーラーは500W入力で約270分です。600W未満の出力なら動作音25dB以下で、寝室に置くときにうれしいところ。拡張バッテリーには対応していません。

公式価格は209,980円ですが、10月8日の時点ではホワイトだけ119,800円になっていました。電池の寿命(何回で何%か)は、公式の商品ページに載っていません。

🎯 こんな人におすすめ:台風の前など、短い時間で満充電にしたい方。寝室で静かに使いたい方。

BLUETTI AORA 200 V2|容量2,080Whで8台中いちばん多い

旧Elite 200 V2の後継として10月13日に発表された機種で、容量は2,080Whと8台の中でいちばん多め。定格2,200Wで、電池は6,000回以上でも初期容量の80%を保ちます。寿命の基準で見ると、この8台でいちばん長持ちの表記です。

家のコンセントからは最大1,500Wで、約1.7時間で満充電。重さは約20.2kgで、旧機より約4kg軽くなりました。公式価格は107,100円で、Dabbssonの次に安い2000Whクラスです。

詳しくはBLUETTI AORA 200 V2のレビューをどうぞ。

🎯 こんな人におすすめ:安さと電池の長持ちを両方取りたい方。容量をできるだけ多くほしい方。

DJI Power Auro 2000 Elite|約19kgで最大12kWhまで拡張

ドローンのDJIが10月28日に販売を始めた2000Whクラスです。2,016Wh・定格2,000W・約19kgで、別売の拡張バッテリーを最大5個つなぐと最大12kWhまで増やせます。拡張したあとの最大容量は、Anker C2000 Gen 2(最大5,120Wh)の2倍以上です。

電池はリン酸鉄で、4,000回の充放電のあとも80%以上を保つ基準です。家のコンセントからは最大1,440Wで105分で満充電、ソーラーと車の入力は2口で合計1,200Wまで。停電時は0.01秒以内に給電を切り替えます。

気をつけたいのはAC出力です。日本向けのモデルはAC出力が4口で、最大2,000W。Dabbsson 2000Lの6口と比べると口は少なめなので、たくさんの家電を同時に挿したい人は電源タップの使い方まで考えておく必要があります。公式価格は125,290円(通常価格147,400円)で、保証は5年です。

🎯 こんな人におすすめ:20kgを切る本体で、あとから容量を大きく足していきたい方。停電時の切り替えの速さを重視する方。

Jackery 2000 Plus|定格3,000Wで拡張もできる

容量は2000 New V2と同じ2,042Whで、定格出力が3,000W(瞬間最大6,000W)に上がり、拡張バッテリーにも対応します。「2000 New V2は拡張できないのが気になる」という方の答えになる1台なんです。

重さは27.9kgありますが、伸びるハンドルとキャスターが付いていて、引いて動かせる作りです。AC充電は約2時間で満充電、電池は4,000回のあとも70%以上。拡張バッテリーで最大12kWhまで増やせます。

公式価格は199,500円(定価表示285,000円)です。

🎯 こんな人におすすめ:3,000W近い家電を使いたい方。Jackeryで容量を増やしていきたい方。

ALLPOWERS R2500|定格2,500Wで出力が高い

2,016Wh・定格2,500W(瞬間最大4,000W)。定格出力だけで見ると、2000 Plusの次に高い機種です。ソーラー入力は最大1,000W、拡張バッテリーは最大3台までつなげて、停電時の切り替えは15ミリ秒以内、5年の品質保証がついています。

重さは27kgで、2000 New V2やDabbsson 2000Lより8kgほど重くなります。公式価格は129,999円(定価表示219,999円)です。

詳しくはALLPOWERS R2500のレビューで書いています。

🎯 こんな人におすすめ:2,500Wの出力がほしいけれど、2000 Plusほどの予算はかけたくない方。

2000Whポータブル電源が役立つ場面

2000Whポータブル電源が役立つ場面

2000Whクラスがいちばん生きるのは、家での停電対策です。重さが18.6kg以上あるので、気軽に持ち出すというより、家か車に据えて使う道具だと考えておくと選び間違えません。

防災・停電:冷蔵庫をつなぎっぱなしにしておける

停電で困るのは、冷蔵庫と、スマホで情報が取れなくなることです。2000Whクラスなら冷蔵庫を動かしながら、明かりとスマホの充電もまかなえます。

UPS(停電時の自動切り替え)がある機種は、家のコンセントと冷蔵庫の間につないでおくと、停電した瞬間にポータブル電源からの給電に切り替わります。僕の1000 Newはこの使い方です。防災向けの選び方は災害用ポータブル電源のおすすめ、冷蔵庫の時間はポータブル電源で冷蔵庫は何時間?にまとめています。

車中泊:冬は電気毛布で一晩以上

Jackery 2000 New V2の公式の目安では、電気毛布(55W)が24時間使えます。1枚なら2晩ぶん以上なので、冬の車中泊でも電気が足りなくなる心配はまずありません。

気をつけたいのは、車に積みっぱなしにすること。夏の車内は高温になるので、使わないときは家に下ろしてください。理由はポータブル電源を車に置きっぱなしにしていい?で、車中泊向けの機種は車中泊のポータブル電源で書いています。

キャンプ:電子レンジや電気ケトルも使える

定格2,200Wクラスなら、電子レンジ(960〜1,160W)や電気ケトル(850W)も1台ずつなら動かせます。公式の目安で電子レンジ約1.5時間、電気ケトル約2時間なので、朝のお湯と夜の温めに使っても1泊なら余ります。

ただ、20kg前後を車からサイトまで運ぶのは正直しんどいです。車を横づけできるオートキャンプ場向き、と思っておいてください。

2000Whを満充電する電気代はいくら?

家のコンセントで2,000Whを満充電する電気代は、約62円です(2kWh×31円の試算)。31円は、全国家庭電気製品公正取引協議会が家電の電気代の目安に使っている1kWhあたりの単価(税込・2022年7月改定)で、充電中のロスは入れていません。

思ったより安くありませんか?

毎日ソーラーで満充電すれば数年で元が取れる、という計算は毎日晴れる前提なので当てになりません。2000Whクラスは、電気代を浮かせる道具というより、停電の備えとして買うものだと僕は考えています。

ソーラーパネルで2000Whを充電するには

ソーラーパネルで2000Whのポータブル電源を充電する

2000Whをソーラーだけで1日で満充電するなら、400W以上の入力が目安です。Jackery 2000 New V2の公式値で、400W入力なら約6時間、200Wのパネル1枚だと約15時間かかります。

晴れの日の話です。

機種ごとのソーラー入力の上限

スクロールできます
機種ソーラー入力の上限公式の充電時間
Jackery 2000 New V2400W400Wで約6時間
EcoFlow DELTA 3 Max500W500Wで約270分
Dabbsson 2000L800W−
Anker Solix C2000 Gen 2800W−
DJI Power Auro 2000 Elite1,200W(2口の合計)−
ALLPOWERS R25001,000W−

出典:各メーカーの公式ページ。上限より大きいパネルをつないでも、充電は上限で頭打ちです。たとえば2000 New V2に800Wぶんのパネルをつないでも、入るのは400Wまでなんです。ソーラーでしっかり充電したい方は、上限の大きい機種を選んでください。

曇りの日はACコンセントと組み合わせる

公式の充電時間は、どれも条件のいい晴れの日の数字です。曇りや雨の日は発電がぐっと落ちるので、ソーラーは「足しにする電気」と考えて、ふだんは家のコンセントで満充電にしておくのが現実的です。

パネルの選び方や組み合わせはソーラーパネル付きポータブル電源のおすすめで書いています。

2000Whクラスを買う前に知っておきたいこと

2000Whクラスを買う前に知っておきたいこと

買ってから困りやすいのは、重さと置き場所です。値段や容量は仕様表で比べられますが、ここは家に届いてから気づく人が多いところなんです。

重さ:いちばん軽くても18.6kg

機種重さ(公式)
Jackery 2000 New V218.6kg
Dabbsson 2000L約18.6kg
Anker Solix C2000 Gen 2約18.9kg
DJI Power Auro 2000 Elite約19kg
BLUETTI AORA 200 V2約20.2kg
EcoFlow DELTA 3 Max約20.3kg
ALLPOWERS R250027kg
Jackery 2000 Plus27.9kg(キャスター付き)
Dabbsson 2000Lの上面と両端の取っ手
2000Lの上面。両端の取っ手を持てば1人で運べますが、気軽に動かす重さではありません

僕の2000Lも、重さがあるのであまり動かしていません。家のどこに置くか、コンセントの近くに場所を空けられるかを先に決めておくと、届いてから困らずに済みます。軽さを優先するなら、1,000Whクラス(Jackery 1000 Newなど)を考えるのも手です。

置き場所と保管:車内や直射日光を避ける

置きっぱなしにするなら、直射日光が当たらず、暑くなりすぎない場所を選んでください。車の中に積みっぱなしにするのは、夏場はやめておいたほうがいいです。

長く使わないときの充電の残し方や、寿命を延ばすコツはポータブル電源のバッテリー寿命で書いています。

2000Whポータブル電源のよくある質問

2000Whポータブル電源のよくある質問
2000Whと1000Wh、どっちを買えばいい?

テレビや明かりまで含めて停電の1日をしのぎたいなら2000Whです。冷蔵庫とWi-Fiルーターだけなら、僕は1000Whクラス(Jackery 1000 New)で回せています。重さは1000Whクラスのほうがずっと軽いので、持ち運ぶかどうかでも決まります。比較は1000Whポータブル電源の比較をどうぞ。

2000Whで冷蔵庫は何時間動く?

Jackery公式の目安では、2000 New V2で3.2〜72時間です。冷蔵庫の消費電力が15〜520Wと機種で大きく違うため、幅が広くなっています。2000 Plusのページでは、約60Wの冷蔵庫で約70時間という目安でした。

充電しながら家電を使える?

機種によります。Jackery 2000 New V2は、充電しながら使える「パススルー機能」に対応しています。ただしそのあいだの出力は最大1,500W(100V/15A)に制限されます。ほかの機種は、買う前に各商品ページで見てください。仕組みはパススルー機能とはで書いています。

2000Whクラスは何年くらい使える?

公式の寿命は「4,000回で70%」から「6,000回で80%」まで機種で違います。4,000回は、毎日1回使い切って充電しても10年以上にあたる回数です(4,000÷365の試算で約11年)。寿命の考え方はバッテリー寿命の記事にまとめています。

2000Whでいちばんコスパがいいのは?

Dabbsson 2000L(97,000円・1Whあたり約47円)です。次がBLUETTI AORA 200 V2(107,100円・約51円)、Jackery 2000 New V2(109,890円・約54円)。ALLPOWERS R2500は129,999円で、この3台より高くなります。

まとめ:2000Whのポータブル電源は停電の1日をしのげる容量。迷ったら価格か時間のデータで選ぶ

2000Whのポータブル電源は、Jackery公式の目安でテレビ約25時間・エアコン冷房9時間(検証値)。冷蔵庫・明かり・スマホの充電なら、停電の1日をしのげる容量です。2000Wは出せる力、2000Whはためておける量で、2kWhは2000Whと同じ意味でした。

おすすめ8台のうち、いちばん安いのは僕も使っているDabbsson 2000L(97,000円)。家電ごとの時間を公式の数字で確かめてから買いたいならJackery 2000 New V2、あとから容量を足したいならAnker Solix C2000 Gen 2です。

参照

この記事の数字は2026年10月8日時点の内容です(BLUETTI AORA 200 V2は11月4日、DJI Power Auro 2000 Eliteは11月5日時点)。

  • Jackery公式サイト(2000 New V2・製品ページと保証の案内)
  • Anker公式サイト(保証の案内)
  • Dabbsson・ALLPOWERSなど各メーカーの公式ページ
  • BLUETTI JAPANのプレスリリース「AORA 200 V2」予約販売開始(2026年10月13日)
  • DJI公式「DJI Power Auro 2000 Elite」仕様
SOL|ポータブル電源ラボ編集部
第二種電気工事士
沖縄在住/第二種電気工事士
台風による停電を何度も経験
家庭の停電対策としてポータブル電源を研究
「容量・出力・安全性」を公式情報をもとに分かりやすく解説
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次