「うちは4人家族だけど、停電に備えるならポータブル電源って何Whあれば足りるの?」と迷っちゃいますよね!
容量が小さすぎると停電中に電気が尽きてしまうし、大きすぎても値段が高くて置き場所にも困ります。
結論からお伝えすると、4人家族の停電対策は「何日分の電気を確保したいか」で必要な容量が決まります。
ひとつの目安が「72時間(3日間)」です。内閣府の防災情報のページでも、災害発生からの3日間は救助や支援物資が届きにくいとされていて、在宅避難ではこの72時間をどう乗り切るかが大きなテーマになるんです。
沖縄で台風による停電を何度も経験してきた、現役の電気工事士である僕が、4人家族に本当に必要な容量を、家電ごとに計算しながらやさしく解説していきますね。
近年は、台風や大雨、地震、猛暑による大規模停電が各地で起きていて、「うちも備えなきゃ」と感じる方が増えています。
とくに小さなお子さんがいるご家庭では、停電は大人だけのときよりもずっと大変です。だからこそ、家族の人数や暮らしに合った容量を、きちんと選んでおきたいですよね。
この記事を読めば、「うちの家族なら何Whのモデルを選べばいいか」がはっきりわかりますよ。
4人家族が停電時に本当に必要な電力とは?

まずは、停電したときに「これだけは動かしたい」という家電を整理してみましょう。
必要な容量を計算するには、それぞれの家電が何W(ワット)の電力を使うのかを知る必要があるんです。
そもそも「容量(Wh)」と「出力(W)」って何が違うの?
ここで、ポータブル電源選びの基本になる2つの言葉を整理しておきましょう。
「容量(Wh=ワットアワー)」は、ためられる電気の量です。水でたとえるなら、タンクの大きさですね。容量が大きいほど、長い時間または多くの家電を使えます。
一方の「定格出力(W=ワット)」は、一度に流せる電気の強さです。水道でいう蛇口の太さで、これが小さいと、消費電力の大きい家電は動かせません。
たとえば電子レンジ(約1000W)を使いたいのに定格出力が500Wしかないと、容量がいくら大きくても動かないんです。4人家族で家電をしっかり使うなら、容量と出力の両方をチェックするのが大切ですよ。
冷蔵庫は停電時の最優先|消費電力の目安
4人家族の停電対策で、いちばん優先したいのが冷蔵庫です。
食材や、お子さんの飲み物、常備薬などを守るために、冷蔵庫だけは止めたくないですよね。
家庭用冷蔵庫の消費電力は、運転中で約55W前後。ただし冷蔵庫はずっと動いているわけではなく、庫内が冷えると止まる「オンオフ運転」なので、1日の平均では稼働率4割ほどで考えるのが現実的です。
照明・スマホ・Wi-Fi|家族4人の情報ライフライン
停電の夜をやり過ごすために、照明も欠かせません。
LED照明なら1個あたり約10Wと省エネなので、部屋をいくつか照らしても大きな負担にはなりません。
そして見落としがちなのが、家族4人分のスマホ充電とWi-Fiルーターです。スマホは安否確認や情報収集の命綱なので、4台ぶんをしっかり充電できる電力を見込んでおきましょう。
Wi-Fiルーターは約10Wほどですが、24時間つけっぱなしにすると意外と電力を使うんですよね。
夏の停電|扇風機・サーキュレーターの電力
夏に停電すると、いちばんつらいのが暑さです。
とくに小さなお子さんやお年寄りがいるご家庭では、熱中症のリスクもあるので、暑さ対策の電力は必ず確保しておきたいところ。
扇風機やサーキュレーターは約30〜50Wと比較的省エネなので、ポータブル電源との相性は抜群です。エアコンまで動かすとなると大容量が必要ですが、まずは扇風機で風を作るだけでも体感はかなり違いますよ。
冬の停電|電気毛布・暖房器具の電力
逆に冬の停電では、寒さ対策が命にかかわります。
ここでおすすめなのが電気毛布です。消費電力が約50Wと小さいのに、体を直接温めてくれるので、停電時の暖房としてとても効率がいいんです。
逆に電気ストーブやセラミックヒーターは600〜1200Wと大食いなので、長時間使うと容量があっという間に減ってしまいます。冬の停電は「電気毛布で体を温める」が基本と覚えておきましょう。
子どものいる家庭特有の家電|タブレット・調乳ポット
4人家族ならではの視点として、お子さん特有の家電も忘れずに入れておきましょう。
停電中、子どもが不安になったときにタブレットで動画を見せたり、学習を続けたりできると、親としてもかなり助かりますよね。タブレットの充電は約10〜20Wほどです。
赤ちゃんがいるご家庭なら、調乳用のポットや電気ケトルでお湯を沸かせるかどうかも大切です。これらは1000W前後と高出力なので、定格出力の高いモデルが必要になります。
| 家電 | 消費電力の目安 | 停電時の役割 |
|---|---|---|
| 冷蔵庫 | 約55W(平均稼働4割) | 食料・薬の保存 |
| LED照明 | 約10W×数個 | 夜の灯り |
| スマホ充電 | 約10W×4台 | 連絡・安否確認 |
| Wi-Fiルーター | 約10W | 情報収集 |
| 扇風機 | 約30〜50W | 夏の暑さ対策 |
| 電気毛布 | 約50W | 冬の寒さ対策 |
| タブレット | 約10〜20W | 子どもの動画・学習 |
| 調乳ポット・ケトル | 約1000W | 調乳・お湯(短時間) |
【シミュレーション】4人家族の必要容量を1日・2日・3日で計算してみた

それでは、実際に4人家族が使う電力を積み上げて、必要な容量を計算してみましょう。
「最低限の在宅避難」を想定した、ざっくりの目安として見てくださいね。
1日分の消費電力を積み上げ計算
まずは1日(24時間)ぶんの消費電力を計算します。
消費電力(W)×使用時間(h)=消費電力量(Wh)で求められます。
| 家電 | 消費電力 | 使用時間 | 1日の消費電力量 |
|---|---|---|---|
| 冷蔵庫 | 約55W | 24時間(稼働率40%) | 約530Wh |
| LED照明 | 約30W | 5時間 | 約150Wh |
| スマホ4台 | 約40W | 3時間 | 約120Wh |
| Wi-Fiルーター | 約10W | 24時間 | 約240Wh |
| 扇風機/電気毛布 | 約50W | 6時間 | 約300Wh |
| 電子レンジ等 | 約1000W | 0.2時間 | 約200Wh |
| 合計(1日) | — | — | 約1540Wh |
4人家族の1日分は、だいたい1500Wh前後が目安になりました。
これはあくまで「節約しながらの在宅避難」での数字です。普段通りに電気を使えば、もっと大きくなると考えておきましょう。
2日分・3日分(72時間)の必要容量
次に、これを2日・3日に伸ばしてみます。
さきほどの内閣府の「72時間」を乗り切るには、どれくらいの容量が必要になるのでしょうか。
| 備えたい日数 | 必要な電力量の目安 | おすすめ容量クラス |
|---|---|---|
| 1日(最低限) | 約1500Wh | 1000〜2000Whクラス |
| 2日 | 約3000Wh | 2000〜3600Whクラス |
| 3日(72時間) | 約4500Wh | 3600Whクラス+拡張・ソーラー |
こうして見ると、72時間をまるごと電気でまかなうには、約4500Whという大きな容量が必要だとわかります。
これは単純計算なので、実際にはソーラーパネルで日中に充電しながら使うことで、もっと現実的に乗り切れます。その方法は後ほど詳しく解説しますね。
また、停電のたびに毎回フルで電気を使うわけではありません。昼間は自然光があるので照明はいらないですし、こまめに節電すれば、表の数字よりも長く持たせられます。
逆に、夏や冬は冷暖房の電力が増えるので、季節によっても必要量は変わります。だから「ちょうどぴったり」ではなく、少し余裕を持った容量で考えておくのが安心なんです。
家電別「何時間使えるか」早見表
逆に「この容量なら、この家電が何時間使えるの?」という見方も大切です。
容量2000Whのモデルを例に、家電ごとの使用可能時間の目安をまとめました。
| 家電 | 消費電力 | 2000Whで使える時間の目安 |
|---|---|---|
| 冷蔵庫 | 約55W | 約3〜4日(オンオフ運転) |
| LED照明 | 約10W | 約180時間 |
| スマホ充電 | 約10Wh/回 | 約180回 |
| 電気毛布 | 約50W | 約36時間 |
| 扇風機 | 約40W | 約45時間 |
| 電子レンジ | 約1000W | 約1.8時間(合計) |
こうして具体的な時間で見ると、容量のイメージがぐっとわきやすくなりますよね。
変換ロスを考えた「実際に使える容量」の話
ここで、見落としやすい大事なポイントをお伝えします。
ポータブル電源は、内部のバッテリーの電気を家電用に変換するときに、どうしてもロスが生まれます。
そのため、表示されている容量の全部を使えるわけではなく、実際に使えるのは8〜9割ほど。電気工事士の現場感覚でも、カタログ値ぴったりで計算すると足りなくなることが多いんです。
だから、必要容量ギリギリではなく、少し余裕を持った容量を選ぶのが失敗しないコツですよ。1日分(約1500Wh)に備えるなら、表示2000Whクラスが現実的な安心ラインになります。
停電日数で選ぶ!4人家族におすすめのJackery大容量3選

必要な容量がわかったところで、4人家族の停電対策におすすめのJackery(ジャクリ)を、備えたい日数別に3つ紹介しますね。
Jackeryは知名度No.1の定番ブランドで、今回紹介する3機種はすべてリン酸鉄リチウムイオン電池を採用しています。安全性が高く長寿命なので、家族で長く使うのにぴったりなんです。
1日分の備えに|Jackery 1000 New(1070Wh)

「まずは最低限の備えから始めたい」という4人家族にぴったりなのが、Jackery 1000 Newです。
1070Whの容量と定格1500Wの出力があるので、冷蔵庫・照明・スマホ・電子レンジまで、ひと通りの家電を動かせます。
実際の使用イメージとしては、冷蔵庫を約1日キープしつつ、家族のスマホを充電して、夜は照明をつける、といった「最低限の安心」を確保できる容量です。
なにより約10.8kgと軽いので、女性でも持ち運びやすいのが大きな魅力。最速60分でフル充電できるので、停電が復旧したわずかな時間で一気に充電できるのも、防災用として心強いですね。
ただし、容量は1070Whなので、4人家族だと1日でなくなることもあります。「最低限の1台目」として考えて、足りなければソーラーや2台目で補うのがおすすめです。
| 容量 | 1070Wh |
| 定格出力 | 1500W(瞬間最大3000W) |
| 重さ | 約10.8kg |
| 寿命 | 約4000回(容量70%維持) |
| 向いている家族 | まず最低限の1日分を軽量モデルで備えたい家族 |
👉 Jackery 1000 Newの詳しいレビューはこちら
2〜3日の安心に|Jackery 2000 New(2042Wh)

4人家族の停電対策として、いちばんバランスがいいのがJackery 2000 Newです。
2042Whあれば、さきほど計算した1日分(約1500Wh)に、しっかり余裕をもって対応できます。
使用イメージとしては、冷蔵庫を3〜4日キープしながら、照明やスマホ充電、電気毛布も使える容量。1台で「家族の1日をしっかり、節約すれば2日」乗り切れるラインです。
定格2200Wと出力にも余裕があるので、電子レンジや電気ケトルといった高出力家電も安心して使えます。約17.9kgと2000Whクラスでは最軽量級なので、いざという時に運べるのもポイントですね。
注意点としては、2000 Newは拡張バッテリーに対応していないこと。将来もっと容量を増やしたいなら、拡張できる3600 Plusを検討するといいですよ。
| 容量 | 2042Wh |
| 定格出力 | 2200W(瞬間最大4400W) |
| 重さ | 約17.9kg |
| 寿命 | 約4000回(容量70%維持) |
| 向いている家族 | 1日分にしっかり余裕を持たせたいバランス重視の家族 |
👉 Jackery 2000 Newの詳しいレビューはこちら
72時間フル在宅避難に|Jackery 3600 Plus(3584Wh)

「家族の停電対策に本気で備えたい」なら、最上位のJackery 3600 Plusが最有力です。
3584Whの超大容量で、Jackery公式の試算では、これ1台で4人家族のおよそ1日分の電力に相当するとされています。
定格3000W(瞬間最大6000W)とパワーも圧倒的で、電子レンジ・冷蔵庫・テレビ・照明を同時に動かしても余裕があります。停電中でも「いつも通りの暮らし」に近づけるのが、このクラスの安心感なんです。
さらにすごいのが拡張性です。拡張バッテリーを足していけば最大21.5kWhまで増やせるので、72時間どころか、もっと長い停電にも段階的に備えられます。
「まずは1台、家族の状況に合わせて買い足していく」という育て方ができるのが、4人家族にうれしいポイント。約35kgと重いですが、キャスターと伸縮ハンドル付きなので、家の中での移動はスムーズですよ。
正直なところ、価格も重量もこの3機種で一番です。でも「家族の停電対策に一切妥協したくない」という方には、これ以上ない安心感がありますよ。
| 容量 | 3584Wh(最大21.5kWhまで拡張) |
| 定格出力 | 3000W(瞬間最大6000W) |
| 重さ | 約35kg(キャスター付き) |
| 寿命 | 約6000回(容量70%維持) |
| 向いている家族 | 72時間の在宅避難に本気で備えたい家族 |
👉 Jackery 3600 Plusの詳しいレビューはこちら
主要モデルをまとめて比較|あなたの家族にはどれ?
ここまで紹介したJackery3機種に、後ほど紹介する他メーカーも加えて、ひと目でわかるように比較表にまとめました。
家族の備えたい日数や、持ち運びの頻度に合わせて選んでみてくださいね。
| モデル | 容量 | 定格出力 | 重さ | サイクル | こんな家族に |
|---|---|---|---|---|---|
| Jackery 1000 New | 1070Wh | 1500W | 約10.8kg | 4000回 | 軽量モデルで1日分を備えたい |
| Jackery 2000 New | 2042Wh | 2200W | 約17.9kg | 4000回 | 1日分に余裕を持たせたい |
| Jackery 3600 Plus | 3584Wh | 3000W | 約35kg | 6000回 | 72時間に本気で備えたい |
| Anker C2000 Gen2 | 2048Wh | 2000W | 約18.9kg | 4000回 | とにかく軽さ重視 |
| BLUETTI AORA 200 | 2073.6Wh | 2200W | 約24.2kg | 6000回 | 長寿命を最優先したい |
| EcoFlow Max Plus | 2048Wh | 3000W | 約22.1kg | 4000回 | 高出力で家電を同時使用 |
| EcoFlow Ultra Plus | 3072Wh | 3000W | 約33.7kg | 4000回 | 家庭用蓄電池クラスが欲しい |
迷ったら、まずはバランスのいい2000 Newが選びやすいです。
「家族の備えはしっかり万全にしたい」「将来は容量を増やしたい」という方は、拡張できる3600 Plusを選んでおくと、長い目で見て後悔しませんよ。
Jackery以外も比較したい方へ|他メーカーの大容量モデル

ここまでJackeryを中心に紹介してきましたが、「他のメーカーも見てから決めたい」という方も多いですよね。
4人家族の停電対策に向く、2000Wh以上の大容量モデルを他メーカーからも紹介します。どれもリン酸鉄リチウムイオン電池を採用した、安心して選べる人気機種ですよ。
世界最小級の軽さ|Anker Solix C2000 Gen2(2048Wh)
Ankerの2000Whクラスは、なんといっても約18.9kgという軽さが魅力です。
2048Whの容量で、停電時に3〜5人で使っても約2〜3日の電力供給が可能とされています。最速99分のフル充電や、5120Whまでの拡張対応も心強いポイント。「大容量だけど、なるべく軽いほうがいい」という4人家族にぴったりです。
圧倒的な長寿命|BLUETTI AORA 200(2073.6Wh)
BLUETTIのAORA 200は、充放電サイクル6000回という圧倒的な長寿命が最大の特徴です。
毎日使っても約17年もつ計算なので、「一度買ったら長く使い倒したい」という方に向いています。2073.6Whの容量と2200Wの出力で、停電1〜2日をしっかりカバー。車載グレードの電池を使った安全性の高さも、家族で使うには安心材料ですね。
高出力でパワフル|EcoFlow DELTA 3 Max Plus(2048Wh)
EcoFlowのDELTA 3 Max Plusは、2048Whながら定格3000Wという高出力が魅力です。
容量2000Whクラスで定格3000Wは、電子レンジやドライヤーなどの高出力家電を同時に動かしたい家族に向いています。最大10,240Whまで拡張できるので、停電が長引きそうなときも安心。最速63分の急速充電や、気象予報と連動した防災機能も便利ですよ。
家庭用蓄電池クラス|EcoFlow DELTA 3 Ultra Plus(3072Wh)
「Jackery 3600 Plusと迷っている」という方に検討してほしいのが、EcoFlowのDELTA 3 Ultra Plusです。
3072Whの大容量と定格3000Wを備え、最大11,264Whまで拡張できる家庭用蓄電池クラスのモデル。72時間の在宅避難にも本気で対応できます。約33.7kgと重いですが、キャスターとハンドル付きなので室内での移動はスムーズ。3600 Plusと並ぶ、大容量の有力候補です。
4人家族の停電を乗り切る!ポータブル電源の活用術

せっかく大容量のポータブル電源を用意しても、使い方を知らないと、いざという時にうまく活用できません。
4人家族が停電を快適に乗り切るための、現場目線のコツをお伝えしますね。
優先順位を決めて電力を割り当てる
停電したら、まず「絶対に止めたくない家電」から電力を割り当てましょう。
4人家族なら、冷蔵庫→スマホ充電→照明→季節の暑さ寒さ対策、の順がおすすめです。
電子レンジやドライヤーのような大きな電力を使う家電は、短時間にまとめて使うと、容量のムダ遣いを防げますよ。
逆に、待機電力を使うだけの家電(使っていないのにコンセントにつないだまま)は、こまめに抜いておくと節約になります。停電中は「本当に必要な家電だけ」に絞るのが鉄則です。
普段使いで「いざ」に備えておく
ポータブル電源は、防災用にしまい込んでおくより、普段から少し使っておくのがおすすめです。
パススルー機能のあるモデルなら、普段から冷蔵庫につないでおけば、停電した瞬間に自動で給電に切り替わります。
キャンプや車中泊で使ってみるのもいい練習になります。家族で操作に慣れておけば、本当の停電のときに慌てずに済みますよ。
残量を見ながら計画的に使う
停電がいつ復旧するかは、誰にもわかりません。
だからこそ、液晶やアプリで残量を確認しながら、計画的に使うことが大切です。
Jackeryの各モデルは専用アプリで残量や消費電力をひと目で確認できるので、「あと何時間使えそうか」を把握しながら、家族で電気を分け合えますよ。
停電が長引いても安心|ソーラーパネル併用で容量を補う方法

さきほどお伝えした通り、72時間ぶんの電力をポータブル電源1台だけで用意するのは大変です。
そこでカギになるのが、ソーラーパネルとの組み合わせなんです。
日中にソーラーパネルで充電しながら使えば、電気を「使い切ったら終わり」ではなく、毎日少しずつ回復させながら停電を乗り切れます。
晴れた日にどれくらい充電できる?
気になるのが、実際どれくらい充電できるのか、ですよね。
たとえば200Wクラスのソーラーパネルなら、よく晴れた日には1時間あたり100〜150Whほど充電できる計算です。
朝から夕方まで日光を受ければ、1日で数百Wh〜1000Wh近くを回復できることもあります。これがあるだけで、停電が長引いたときの安心感がまったく違うんですよ。
たとえば2000Whのモデルを使っていて、日中に500Wh充電できれば、その分だけ使える時間が延びます。停電が2日、3日と続くほど、この「毎日少し回復する」効果が効いてくるんです。
曇り・雨の日の現実と注意点
ただし、正直にお伝えしておきたい注意点もあります。
ソーラーパネルは天気に大きく左右されます。曇りの日は晴天時の2〜5割ほど、雨の日はほとんど発電できないと考えておきましょう。
台風のあとの停電だと、しばらく天気がぐずつくこともあります。だからソーラーはあくまで「補助」と考えて、メインはポータブル電源本体の容量でしっかり確保しておくのが現実的です。
4人家族に必要なソーラーパネルの出力目安
4人家族で停電時の充電をしっかり狙うなら、ソーラーパネルは200W以上が目安です。
大容量モデルを使うなら、パネルを複数枚つないで合計400W以上にすると、日中の回復スピードがぐっと上がります。
👉 ソーラーパネルが必要かどうかはこちらで詳しく解説しています
長く安心して使うために|寿命・安全性から見た容量の余裕

容量や出力に目が行きがちですが、4人家族が長く安心して使うには「寿命」と「安全性」も大切なんです。
リン酸鉄リチウムイオン電池はなぜ家族向きなのか
今回紹介したJackeryの3機種は、すべてリン酸鉄リチウムイオン電池(LiFePO4)を採用しています。
リン酸鉄は、従来の三元系リチウム電池に比べて熱に強く、発火リスクが低いのが大きな特徴です。
現役の電気工事士として見ても、家の中に置いて毎日使うものだからこそ、この安全性は本当に大事だと感じます。小さなお子さんがいるご家庭でも、安心して置いておけますよ。
充放電サイクルの意味と10年使える根拠
「寿命」を表すのが、充放電サイクルという数字です。
これは「0%から100%まで充電して使い切る」を1回と数えたときに、何回くり返せるかを示しています。
Jackeryの3機種は約4000〜6000回の長寿命設計。仮に毎日1回使っても10年以上もつ計算なので、防災用として長く備えておくにはぴったりなんですよね。
容量に余裕を持たせると寿命も延びる
じつは、容量に余裕を持たせることは、寿命の面でもメリットがあります。
バッテリーは毎回0%まで使い切るより、少し余裕を残して使うほうが長持ちするんです。
だから必要容量ギリギリのモデルより、ワンランク上の容量を選んでおくと、停電時の安心はもちろん、バッテリーを長く使えるという意味でもお得になりますよ。
4人家族のポータブル電源に関するよくある質問

まずは2000Whクラスが基準です。4人家族が1日に使う電力の目安が約1500Whなので、変換ロスを考えると2000Whクラスが現実的な安心ラインになります。72時間の在宅避難まで本気で備えるなら、3600Whクラス+ソーラー併用がおすすめですよ。
1台だけだとかなり大容量が必要です。3日分を完全にまかなうには約4500Wh以上が目安になります。現実的には、大容量モデル+ソーラーパネルで「日中に充電しながら使う」運用にすると、無理なく72時間を乗り切れますよ。
夏冬の温度対策と、安全性の高い電池を選ぶことです。扇風機や電気毛布で快適に過ごせる容量を確保しつつ、発火リスクの低いリン酸鉄リチウムイオン電池のモデルを選ぶと安心です。タブレットや調乳ポットなど、子ども特有の家電も計算に入れてくださいね。
少し余裕を持たせるのが正解です。容量に余裕があると停電が長引いても安心ですし、毎回使い切らないぶんバッテリーも長持ちします。ただし大容量ほど重くなるので、持ち運びとのバランスも考えて選びましょう。
大容量・高出力モデルなら短時間は可能です。一般的なエアコンは消費電力が大きいため、1000Whクラスでは厳しいです。3000Wクラスの定格出力を持つ3600 Plusのようなモデルなら、数時間の使用が現実的になります。ただし長時間は容量を大きく消費するので、扇風機との併用がおすすめです。
はい、普段使いがおすすめです。パススルー機能やUPS機能があるモデルなら、普段から冷蔵庫などにつないでおけます。いざ停電したときに自動で給電に切り替わるので、防災としても安心。リン酸鉄リチウムイオン電池は自然放電が少ないとはいえ、半年に一度は充電状態を確認しておくと、いざという時に「電池切れで使えない」という事態を防げますよ。キャンプや車中泊で使えば、防災の練習にもなって一石二鳥です。
重視するポイントで選びましょう。とにかく軽さならAnker、長寿命ならBLUETTI、高出力ならEcoFlowに強みがあります。そのうえで、知名度・安心感・ソーラー連携のしやすさ・日本語サポートの手厚さで選ぶなら、初めての1台にはJackeryがおすすめです。迷ったらJackeryを基準に、各社の強みと比べてみてくださいね。
据え置き前提なら問題ありません。3600Whクラスは約35kgと重いですが、キャスターと伸縮ハンドル付きのモデルが多く、家の中での移動はスムーズです。普段はリビングの隅や納戸に置いておき、停電時に必要な部屋へ動かす使い方が現実的。持ち運びを重視するなら、軽量な1000Whクラスとの2台持ちもおすすめですよ。
用途別の容量目安も参考になりますよ。家族構成や使いたい家電によって最適な容量は変わります。ポータブル電源の容量目安を用途別に解説した記事もあわせてチェックしてみてくださいね。
まとめ:4人家族の備えは「72時間×大容量」で考えよう
4人家族の停電対策は、「何日分の電気を確保したいか」から逆算するのが失敗しないコツです。
計算してみると、1日分でも約1500Wh、72時間なら約4500Whが目安。変換ロスも考えると、少し余裕を持った容量を選んでおくのが安心です。
1日分の最低限なら1000〜2000Whクラス、72時間の在宅避難に本気で備えるなら、拡張もできるJackery 3600 Plusのような大容量モデルが頼りになります。
そこにソーラーパネルを組み合わせれば、停電が長引いても「充電しながら使う」ことで、家族の暮らしを守り続けられます。あなたのご家庭にぴったりの1台で、もしもの時の安心を備えておきましょう!


コメント