ポータブル電源の寿命は何年?充電回数の目安と長持ちさせる5つのコツ

充電回数の目安と長持ちさせる5つのコツ

ポータブル電源を買おうと思っても、「寿命って何年くらい?」「充電回数は何回まで大丈夫?」と気になっちゃいますよね!決して安い買い物ではないからこそ、できるだけ長く使いたいものです。そこでこの記事では、ポータブル電源の寿命の目安や、サイクル回数による違いについてわかりやすく解説していきます!

結論から言うと、寿命を延ばすカギは「リン酸鉄リチウムイオン電池」を選ぶことと、「保管温度」などの扱いに気をつけることなんです。

さらに記事の後半では、寿命を迎えた後の処分方法についても、環境省の情報を踏まえて紹介します。これを読めば、あなたにぴったりの一台を選んで、長く愛用する方法がバッチリ分かりますよ!

目次

ポータブル電源の寿命は何年持つのか

「せっかく買ったポータブル電源、できるだけ長く使い続けたい!」
そう思うのは当然ですよね。決して安い買い物ではありませんから、寿命がどれくらいなのかは一番気になるところです。

結論から言うと、ポータブル電源の寿命は一般的に6年から10年程度と言われていますが、内蔵されているバッテリーの種類によって大きく異なります。

ここでは、ポータブル電源が実際に何年くらい使えるのか、その目安についてわかりやすく解説していきますね!

バッテリーの種類で変わる寿命の目安

ポータブル電源の寿命を左右する最大の要因は、中に使われている「リチウムイオン電池の種類」なんです。
現在主流となっているのは、大きく分けて「三元系リチウムイオン電池」と「リン酸鉄リチウムイオン電池」の2種類です。

この2つの違いを知っておくだけで、寿命のイメージがガラッと変わりますよ!それぞれの寿命目安を表にまとめてみました。

バッテリーの種類サイクル回数(目安)寿命の目安(毎日使用)寿命の目安(週1回使用)
三元系リチウムイオン500回〜800回約1.5年〜2.5年約5年〜10年
リン酸鉄リチウムイオン3,000回〜4,000回以上約8年〜10年以上10年以上(半永久的)

以前から多くのポータブル電源に使われてきた「三元系」は、軽くてパワーがある反面、寿命はそこまで長くありません。

一方で、最近のトレンドになっている「リン酸鉄リチウムイオン電池」は、毎日使っても10年近く持つほど圧倒的に寿命が長いのが特徴なんです!

「寿命」が来たらすぐに使えなくなるの?

「寿命が6年」と聞くと、「6年経ったら突然電源が入らなくなるの?」と不安になっちゃいますよね。
でも安心してください。ポータブル電源における「寿命」とは、故障して動かなくなることではなく、バッテリーの最大容量が新品時の70%〜80%程度に低下する時期のことを指します。

スマホのバッテリーが古くなると、充電の持ちが悪くなりますよね?あれと同じ状態です。
つまり、寿命の目安となる年数を過ぎても、使える時間が少し短くなるだけで、そのまま使い続けることは可能なんですよ!

使用頻度によって「年数」は大きく変わる

先ほどの表でも少し触れましたが、ポータブル電源の寿命は「何年経ったか(経年劣化)」よりも「何回充電したか」に大きく影響されます。

例えば、キャンプや車中泊で週末にしか使わない人と、防災用や節電対策で毎日フル活用する人とでは、同じポータブル電源でも使える年数が全く違ってくるんです。

  • 毎日使う場合:充電回数の上限に早く達するため、年数としての寿命は短くなります。
  • たまに使う場合:充電回数がなかなか増えないため、10年以上長持ちすることも珍しくありません。

ご自身が「どんな場面で、どれくらいの頻度で使うか」をイメージすると、実際の寿命がどれくらいになるか予想しやすくなりますよ。

ポータブル電源の寿命のカギを握る充電回数とサイクル寿命について

寿命のカギを握る充電回数とサイクル寿命について

ポータブル電源のスペック表を見ていると、「サイクル回数」や「サイクル寿命」という言葉をよく目にしますよね。「これって一体なんのこと?」と疑問に思う方も多いはずです。

実はこれ、ポータブル電源がどれくらい長持ちするかを知るための、一番重要な数字なんです!

サイクル寿命とは、バッテリー容量を0%から100%まで充電し、それをまた0%になるまで使い切ることを「1サイクル」として、何回くり返せるかを表したものです。この回数が多ければ多いほど、長く使えるポータブル電源だと言えるんですよ。

サイクル回数500回と3000回の違い

商品によって「500回」と書いてあったり、「3000回」と書いてあったり、数字にかなり差がありますよね。この違いは、主に搭載されているバッテリー(電池)の種類の違いによるものなんです。

従来からある「三元系リチウムイオン電池」と、最近人気の「リン酸鉄リチウムイオン電池」では、寿命にこれだけの差が出ます。

見てわかる通り、サイクル回数が3000回を超えるモデルなら、毎日使っても10年近く持つ計算になるんです!

キャンプや車中泊でたまに使う程度なら500回のモデルでも十分数年は持ちますが、防災用や節電対策で日常的にガッツリ使いたいなら、回数が多いモデルを選ぶのが断然おすすめですよ。

充電回数の上限に達した後のバッテリー性能

「サイクル回数を超えたら、ある日突然電源が入らなくなるの?」と不安に思っちゃいますよね。でも安心してください。寿命の目安となる回数を超えても、すぐに使えなくなるわけではありません。

メーカーが公表しているサイクル寿命は、一般的に「バッテリーの最大容量が、新品の時の70%〜80%程度に低下するまでの回数」を指しています。

スマホを長年使っていると、「最近充電の減りが早いなぁ」と感じることってありますよね?ポータブル電源もあれと同じで、蓄えられる電気の量が少しずつ減っていくだけで、製品自体はそのまま使い続けられることがほとんどなんです。

ただ、容量が減ると使い勝手は悪くなってしまうので、やはり最初のサイクル回数が多いものを選んでおくと、快適に使える期間が長くなりますよ!

長寿命なポータブル電源を選ぶための充電ポイント

長寿命なポータブル電源を選ぶためのポイント

せっかくポータブル電源を購入するなら、少しでも長く愛用したいですよね!
安い買い物ではないからこそ、すぐに使えなくなってしまうのは避けたいところです。
実は、スペック表の「ある項目」をチェックするだけで、その機種が長持ちするかどうかを見極めることができるんです。

ここでは、長く使えるポータブル電源を確実に見分けるための3つの重要ポイントを解説していきますね!

  • 寿命が長いリン酸鉄リチウムイオン電池を選ぶ
  • メーカー保証期間とサポート体制を確認する
  • バッテリーマネジメントシステムの有無をチェックする

寿命が長いリン酸鉄リチウムイオン電池を選ぶ

まず一番に注目してほしいのが、搭載されているバッテリーの種類です。
ポータブル電源に使われているリチウムイオン電池には、主に「三元系」と「リン酸鉄系」の2種類があるのをご存知でしたか?

以前は軽量でコンパクトな三元系が主流でしたが、最近の長寿命モデルの主流は圧倒的に「リン酸鉄リチウムイオン電池」です!
この2つの違いをわかりやすく表にまとめてみました。

電池の種類サイクル回数(寿命)特徴
リン酸鉄系
(LiFePO4)
約3,000回〜4,000回以上熱安定性が高く安全。
寿命が非常に長いが、少し重い。
三元系
(NCM/NCA)
約500回〜800回エネルギー密度が高い。
軽量でコンパクトだが、寿命は短め。

表を見てもわかる通り、リン酸鉄リチウムイオン電池は、三元系に比べて約4倍から6倍も長持ちするんです。
毎日充電して使ったとしても約10年は持つ計算になりますから、コスパを重視するなら絶対に「リン酸鉄」と書かれているモデルを選ぶのが正解ですよ!

メーカー保証期間とサポート体制を確認する

次にチェックしたいのが、メーカーの保証期間です。
一般的な家電製品と同じで1年保証のものも多いですが、品質に自信があるメーカーのポータブル電源は、保証期間を長く設定しています。

長く安心して使いたいのであれば、メーカー保証期間が「3年から5年」付いている製品を選ぶようにしましょう。
また、海外メーカーの製品も多いポータブル電源ですが、万が一故障した時に日本語でスムーズに問い合わせができるかも重要なポイントです。

購入前に公式サイトや口コミをチェックして、日本国内にサポートセンターがあるか、日本法人がしっかり対応してくれるかを確認しておくと安心ですね!

バッテリーマネジメントシステムの有無をチェックする

最後に見落としがちなのが、「バッテリーマネジメントシステム(BMS)」が搭載されているかどうかです。
なんだか難しそうな名前ですが、これはバッテリーの「健康管理」をしてくれる頭脳のようなシステムのこと。

BMSは、電圧や温度を常に監視して、バッテリーの劣化を早める原因となる「過充電」や「過放電」を防いでくれます。
この機能がしっかり働いていることで、電池のパフォーマンスを最大限に引き出しつつ、寿命を延ばすことができるんです。

最近の主要なメーカーの製品にはほとんど搭載されていますが、あまりに安価なノーブランド品だと搭載されていないケースも稀にあります。

BMS搭載と明記されている製品を選ぶことが、安全かつ長寿命につながると覚えておいてくださいね!

ポータブル電源の寿命を長持ちさせる5つのコツと注意点

ポータブル電源を長持ちさせる5つのコツと注意点

せっかく購入したポータブル電源、少しでも長く使い続けたいですよね!ポータブル電源は決して安い買い物ではありません。

実は、日々のちょっとした使い方や保管方法を意識するだけで、バッテリーの劣化を抑えて寿命を大幅に延ばすことができるんです。

ここでは、充電回数の上限に達するのを少しでも遅らせて、長く愛用するための5つの重要なコツをわかりやすく解説していきます!

  • 適切な動作温度範囲内で使用および保管する
  • 過放電と過充電を防ぐためのバッテリー管理
  • 充電しながら給電するパススルー充電を避ける
  • 3か月から6か月に一度はメンテナンス充電をする
  • 消費電力の大きい家電製品の連続使用に注意する

適切な動作温度範囲内で使用および保管する

ポータブル電源に内蔵されているリチウムイオン電池は、人間と同じように「暑すぎ」や「寒すぎ」がとっても苦手なんです。
特に夏の車内や直射日光が当たる場所、冬の氷点下の屋外などに放置してしまうと、バッテリーに大きなダメージを与えてしまいます。

一般的に、ポータブル電源にとって快適な温度は20℃〜25℃前後と言われています。

高温や極端な低温はバッテリーの劣化を早める大きな原因になりますので、できるだけ風通しの良い日陰や、室内の温度が安定した場所で保管・使用するようにしましょうね!

過放電と過充電を防ぐためのバッテリー管理

「充電はいつも100%にしておかないと不安!」
「使い切ってから充電したほうがいいのかな?」
こんなふうに迷ってしまうこと、ありますよね。
実は、バッテリー残量が0%の状態(過放電)や、100%の状態(過充電)で長期間放置するのが、バッテリーにとって一番のストレスになるんです。

特に危険なのが過放電です。0%の状態で放置すると過放電となり再充電できなくなるリスクがあります。

逆に、常に100%でコンセントに繋ぎっぱなしにするのも、バッテリーの劣化を早めてしまいます。
保管する際は、バッテリー残量を60%〜80%程度に保つのがベストですよ!

充電しながら給電するパススルー充電を避ける

ポータブル電源をコンセントで充電しながら、同時にスマホや家電に電気を送る機能、これを「パススルー充電」と呼びます。
とても便利な機能なんですが、実はこれ、バッテリーにとってはかなりの重労働なんです。

充電による発熱と、給電による発熱が同時に起こるため、バッテリー内部の温度が急上昇してしまいます。

バッテリーに大きな負荷がかかり寿命を縮める原因になりますので、緊急時以外は、充電と給電は分けて行うように心がけましょう!

3か月から6か月に一度はメンテナンス充電をする

防災用として倉庫にしまっている方も多いと思いますが、ポータブル電源は使わなくても少しずつ自然放電していきます。
「いざ使おうと思ったら電池切れで動かない…」なんてことにならないように、定期的なチェックが必要です!

長期間保管する場合のメンテナンスの目安を表にまとめましたので、参考にしてみてくださいね。

項目目安・内容
確認頻度3か月から6か月に1回
推奨バッテリー残量60%〜80%程度
チェック内容電源が入るか、液晶が表示されるか、異臭や膨らみがないか

このように、定期的にバッテリー残量を確認し60〜80%程度まで充電することで、バッテリーの健康状態を維持できますよ。

消費電力の大きい家電製品の連続使用に注意する

ドライヤーや電気ケトルなど、消費電力が大きい家電を使うときは要注意です。
ポータブル電源のスペックギリギリの出力で使い続けると、インバーターやバッテリーに大きな負荷がかかり、発熱の原因になります。

定格出力ギリギリでの連続使用は内部温度を上昇させるため、余裕を持った出力範囲で使うのが長持ちの秘訣です。
無理をさせず、優しく扱ってあげることで、ポータブル電源はもっと長くあなたの生活をサポートしてくれますよ!

寿命を迎えたポータブル電源の処分方法

寿命を迎えたポータブル電源の処分方法

「そろそろ寿命かな?」と思ったポータブル電源、そのままゴミ袋に入れて捨てようとしていませんか?
ちょっと待ってください!実は、ポータブル電源を一般の家庭ゴミとして捨てることは法律や条例で禁止されていることが多いんです。

リチウムイオン電池を内蔵しているポータブル電源は、処分方法を間違えると火災などの大きな事故につながる危険性があります。
ここでは、役目を終えたポータブル電源を安全かつ確実に手放すための方法をわかりやすく解説していきますね!

自治体の燃えるゴミや粗大ゴミに出すのは絶対NG!

まず一番最初に覚えておいてほしいのが、自治体の燃えるゴミや不燃ゴミ、粗大ゴミとしては出せないということです。ポータブル電源に内蔵されているリチウムイオンバッテリーは、強い衝撃が加わったり、ゴミ収集車の中で圧縮されたりすると、発火する恐れがあります。

実際に、ゴミ収集車や処理施設での火災事故の原因として、分別されずに捨てられたリチウムイオン電池が問題になっているんですよ。
「バレないから大丈夫」なんて思わずに、必ず適切なルールに従って処分しましょうね!

ポータブル電源を処分する3つの正しい方法

では、具体的にどうやって捨てればいいのでしょうか?
主な処分方法は大きく分けて3つあります。それぞれの特徴を表にまとめてみたので、自分に合った方法をチェックしてみてください!

処分方法費用の目安メリットデメリット
メーカー回収無料(送料負担の場合あり)最も確実で安心発送の手間がかかる
不用品回収業者有料(数千円〜)自宅まで取りに来てくれる業者選びに注意が必要
リサイクルショップ買取(プラスになる可能性)現金化できるかも?壊れていると不可の場合も

1. メーカーの無料回収サービスを利用する

一番おすすめなのが、購入したメーカーの回収サービスを利用することです。
Jackery(ジャクリ)やEcoFlow(エコフロー)、Anker(アンカー)など、日本国内で販売されている主要なポータブル電源メーカーの多くは、自社製品の回収を受け付けています。

公式サイトに「回収受付フォーム」があったり、カスタマーサポートに連絡することで送付先を教えてもらえたりしますよ。
メーカーによっては送料のみ自己負担となるケースもありますが、専門家が適切にリサイクルしてくれるので安心感が違いますよね!

2. 認定を受けた不用品回収業者に依頼する

「梱包して送るのが面倒…」「他にも捨てたい家電がある」という場合は、不用品回収業者に依頼するのも一つの手です。
ただし、ここでも注意点があります!
中には無許可で営業している業者も存在するため、必ず「古物商許可」や「産業廃棄物収集運搬業許可」を持っている信頼できる業者を選んでくださいね。

無料回収を謳いながら後で高額な料金を請求されるトラブルも報告されているので、事前に見積もりを取ることをおすすめします。

3. リサイクルショップでの買取を検討する

もし、まだ使えるけれど「容量が足りないから買い替えたい」という理由で手放すなら、捨てるのはもったいないですよね!
動作に問題がなく、外観もきれいな状態であれば、リサイクルショップやフリマアプリで売れる可能性があります。
特に有名メーカーの製品は需要が高いので、意外といいお値段がつくかもしれませんよ。

完全に壊れて寿命を迎えている場合は買取不可になることがほとんどなので、その場合は潔くメーカー回収を選びましょう。

家電量販店の回収ボックスは使えるの?

よくスーパーや家電量販店で「小型充電式電池リサイクルBOX」を見かけますよね。
「あそこにポータブル電源も入れればいいんじゃない?」と思うかもしれませんが、基本的にはNGなんです。

あの黄色いボックスを設置している「JBRC」という団体が回収対象としているのは、電動アシスト自転車のバッテリーやモバイルバッテリーなどの「小型」のものに限られます。

ポータブル電源はサイズが大きく、回収ボックスの投入口に入らないですし、対象外製品として断られるケースがほとんどです。無理やり押し込んだりせず、店員さんに確認するか、先ほど紹介したメーカー回収を利用してくださいね!

まとめ

ポータブル電源の寿命と長持ちさせるコツについて解説してきましたが、いかがでしたか?寿命のカギは「充電サイクル回数」にありましたね。

特に、これから購入して長く使いたいなら、サイクル回数が3000回以上と寿命が長い「リン酸鉄リチウムイオン電池」を搭載したモデルを選ぶのが一番の近道です!もちろん、適切な温度で保管したり、バッテリーを傷めるパススルー充電を避けたりといった日頃のケアも忘れないでくださいね。

ちょっとした心がけで、バッテリーの持ちはぐんと変わります。ぜひ今回のポイントを参考にして、あなたにぴったりの一台を長く大切に使ってあげてくださいね!

SOL|ポータブル電源ラボ編集部
電気工事士
沖縄在住/現役の電気工事士
台風による停電を何度も経験
家庭の停電対策としてポータブル電源を研究
「容量・出力・安全性」を現場目線で分かりやすく解説
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